スマートホンやパソコン作業が多くなっていることもあり、多くの方々が腰痛に悩まされています。
その中には椎間板ヘルニアという厄介な症状を抱えている方がおります。。
ヘルニアと診断を受けたが、手術をするまでひどくないが薬での治療方法しかない。
または、接骨院で電気治療や湿布を貼るだけでこれといった解決策がない。
このような言葉自体にうんざりしている方もいるのではないでしょうか。
今回はヘルニアの原因や、それに対してマッサージは本当に有効的なのか、痛みを緩和するストレッチ方法をご提案させていただきます。
腰痛とヘルニア原因
年間120万人もの方が腰痛を抱え、日々悩みを抱えているとお聞きします。
当店にも多くの方が同様の悩みを抱え、来店されます。
腰痛といっても慢性的なだるさや鈍痛を感じるもの、ぎっくり腰と呼ばれるような急性的な激痛に見舞われるもの、椎間板ヘルニアといったカラダの一部の変形によって引き起こされるものなどたくさんあります。
今回はそんな腰痛の中でもヘルニアについて掘り下げていきます。
椎間板ヘルニアは椎間板が突出しそれが神経に触れてしまい、痛みやしびれがでる症状を言います。
この椎間板は椎と椎の間にあり、衝撃を吸収するクッションやサスペンションのような役目をし背骨にかかる負担を軽減させます。
日常動作で姿勢が悪化してしまい、衝撃をクッションで吸収できなくなり、椎間板が圧縮されて突出し脊椎の神経に触れ痺れという症状がでます。
私自身も学生時代にヘルニアの症状が現れ、長時間椅子に座ることができなかったり、激しい運動には耐えられなかったりと苦しみました。
マッサージや鍼治療も行いましたが、これといった良い治療方法がなく長い月日がたったのを覚えております。
つまりヘルニアは正しい方法で治療をしないと改善の兆しが見られないものなのです。
ヘルニアの治療方法ってどんなものがあるの?
ヘルニアの治療には、実際にオペで突出した椎間板を除去する方法と、オペを選択せず保存治療で行うことが考えられます。
保存療法を以下にまとめてみます。
・安静治療がその一つで、患部の炎症が消えるまで待つ方法です。
・マッサージは主に臀部や背部といった、突出している原因となっている筋肉を和らげる方法です。
・鍼治療は針を刺し全身の気穴の通りを良くし、筋肉に刺激を与えます。痛みを軽減するための対処療法と考えられてます。
・投薬による治療は、ロキソニンなどの痛み止めを飲んだり、炎症している部分に直接薬を注射し炎症部を抑制する方法です。
使用される薬は、ステロイド剤や局所麻酔剤です。
長期間痛みを取ることができる場合があり、炎症が抑えられている間に筋肉の柔軟性を向上させるという方法も考えられます。
・牽引治療は腰椎や椎間板がある一方から押されたり、つぶされたりしていることが原因であるため上半身と下半身を牽引することで圧迫をうけている部分を広げて軽減する方法です。
背骨を縦に伸ばして、もとのS字に戻すイメージをしてみてください。
腰痛とヘルニアはマッサージして良いの?
「マッサージ店にて強めに依頼したら状態が悪くなった。」という声を耳にします。
そのような状態を「揉み返し」と言われます。
人間の生活は常に筋肉の伸びたり縮まったりの筋肉の収縮運動で形成されてます。
それをただ揉みほぐしてしまうと、筋肉に張りがなくなり、縮むことができず運動が困難な状態になります。
伸びきったゴムはゴムとして使用することは困難ですよね。
人間の筋肉も同様で、筋肉が伸びきってしまうと身体がだるくなり動きたくなくなってしまします。
これがマッサージでの揉みほぐしでたびたび起きているように感じます。
したがって、ヘルニアの症状を持たれている方に普通のマッサージを行うだけでは不十分であることは容易にイメージができると思います。
筋肉をゴムのように伸ばしてしまっては、背骨の位置取りも正しく行われなくなり、そもそも「立つ」という動作や「歩く」という動作自体も正しく行われなくなるのです。
腰の筋肉をマッサージ器具で弛めたり、揉んだりするのもあまりお薦めできません。
医師の診断のもと適切な処置をすることが必要になります。
カラダラボのただのマッサージじゃないマッサージ
カラダラボでの施術はトータルボディーコンディショニングとお伝えしてます。
上記でお伝えした揉みほぐしのマッサージではございません。
施術では、セラピストの誘導により患者様自身にも運動していただいたり、呼吸法を用いたり、東洋医学の経絡を取り入れたりと、その時々の患者様の状態に応じてアプローチ方法を適切に行います。
筋肉だけに留まらず、神経系にもアプローチを行います。
筋肉と神経にアプローチを行うと、筋肉には各種役割がありますので円滑な動作がより取りやすくなってきます。
この円滑な動作を指令しているのが脳であり、伝達経路として使われているのが神経なのです。
子供の頃、何も考えなくてもできたことが今は考えないとできない動きはございませんか?
たとえばハイハイなんて幼少のころ考えて動きませんよね。
今、皆様がハイハイすると後ろ足からでてしまう方が多数いると思います。
これを本能反射といって、幼少のころは何も考えなくても前の足(手)から動いて身体が捻じれて足が動いてくるのです。
これが大人になると中々できないんですね。
カラダラボでは、人間が本来持ち合わせている身体の使い方をもう一度、脳に再教育してヘルニアの改善を図っていくのです。
次の見出しでは、腰痛・ヘルニア改善のストレッチ方法をご紹介いたします。
カラダラボ推奨腰痛・ヘルニア症状改善ストレッチ①
①少し硬めの床やベッドに仰向けに寝てください。柔らかい布団やソファーの上では正しくストレッチが掛かりません。
足を閉じて膝を曲げて、両手で足を抱えてください。
両ひざを胸にできるだけくっつけて10秒キープします。
その後、軽く膝を緩めて10回ゆっくり胸に近づけます。
②①と同様に両手で膝を抱えます。
先程は胸に膝を近づけましたが、今度は両ひざを右肩に近づけ10秒キープします。
その後、左肩に近づけ10秒キープします。
そうしたら、右肩と左肩に近づける運動を交互に10回行います。
左右の骨盤周辺の筋肉のバランスを整える効果があるため、腰痛やヘルニアにも効果があり、マッサージのように筋肉の柔軟性を向上させる効果も期待できます。
カラダラボ推奨腰痛・ヘルニア症状改善ストレッチ②
仰向けの状態でXの字を描くように寝ます。
対角線の腕と脚が直線になるようにし、手先を握り、つま先は自分の方に向けるようにしてできる限りかかとを遠くに突き出します。
おしりが緩むと効果が半減してしまいますので、左右のお尻をしっかりと閉じるように引き締めて行いましょう。
鼻から息を大きく吸い、口から吐き出しながら、全身を伸ばします。
息を吐き終えたら全身を脱力させます。
これは腹式呼吸ですので、お腹の中で横隔膜がしっかりと動いていることを意識してください。
これを10回繰り返し行います。
先程お伝えした牽引の効果が期待できるため、こちらも腰痛・ヘルニアの症状には有効ですし、マッサージのように柔軟性を向上させる効果もございます。
腰痛・ヘルニアを改善する方法はカラダラボにある
なかなか改善が困難と言われるヘルニアですが、どのようなものかおわかりいただけたでしょうか?
完治させるのは困難な症状ですが、ご自身がやる気になればオペを回避しても十分に日常の動作や、運動にも取り組むことができます。
ですので、何にせよ初期対応をどうするかがその後の対応が多く変化します。
ですので、先ずは上記のストレッチを行ってみていただき、効果を感じていただけたらありがたいと考えております。
言葉だけでは伝わらない部分も多いかと思いますので、その際はお電話にて問い合わせていただければ、適切な対応をお伝えすることができます。
もし、お客様自身で必要と感じれば東洋医学の養生を交え、食事の見直しも行ってみてはいかがでしょうか。
腰痛・ヘルニアでマッサージ店をお探しの場合は、是非カラダラボにお問合せください。