肩こりが辛い!整体と接骨院のどちらに行くべき?効果ある?

最終更新日:2022/08/02

肩こりが慢性化していて、気付いていない方もいらっしゃると思います。
辛い時期を通り過ぎると、感覚が鈍くなってしまう方もいるようです。
肩こりが気になり始めた時期に、ケアすることが大切です。
肩こり解消には、整体や接骨院の施術は効果があるのかをまとめました。
ぜひ、参考にしてみてください。

肩こりを感じたら

肩こりを感じた時には病院へ行くのが一番です。

首や肩、胴体、足はほとんどの場合整形外科を受診しますが、度合いによっては整体や接骨院を利用しても構いません。

軽いものなら安静にしていれば治る可能性があります。

長い間続くようなら骨に問題がないか、病気が隠れていないかを調べる必要があります。
体内がどうなっているのかを知るにはレントゲンやエコー検査など、画像を見ることが出来る検査を受けなければなりません。

鍼灸院やカイロプラクティックでも専用の機材を用いた検査は行えますが、これは参考資料にしかならないため、そのまま受け取るのはやめておきましょう。

自分の身体の状態について、正確なことを知りたいのなら整形外科を使うしかありません。

診断を下せるのは医師だけだからです。

それ以外は診断してはいけない決まりになっています。

特に異常が見られないと、痛み止めか湿布を渡された後、リハビリをすることになるでしょう。

つまり治療の必要がないと判断された場合、薬で様子を見ることが多いということになります。

接骨院の肩こり治療法

整体や接骨院などに勤めている整復師は、肩こりなどになり始めた時の応急手当と治療を得意としています。

健康保険も肉離れを始め、打撲や捻挫などの比較的軽い怪我に適用されます。

肩こりを理由に治療を受けに行ったら、捻挫の治療をしたと見なされることも珍しくありません。

肩こりに保険は使われません。

また症状が長期間続くこともあります。

これは整復師の対象とはならないのです。

ですが医師から許可が下りれば、保険が適用されることもあります。

その際は「保険による治療をしても良い」という同意書を見せて下さい。

しかしこれは手間と時間が掛かります。

また保険が適用されるということは、保険によって決められている範囲内の治療しか出来ないという意味でもあります。

要するに「最低限の治療しか出来ず怪我が治りきらない」可能性があるということです。
肩こりが怪我によって引き起こされたものかどうかも判断も難しいです。

とはいえむち打ちなどになったらすぐに病院を訪れば保険が適用されるので、最も早く怪我を治すには最寄りの接骨院や整骨院に駆け込むのが最適と言えるでしょう。

整体と接骨院の違い

肩こりなどになってしまった場合、整体や接骨院、整形外科に掛かることがあります。

それではこれらの違いは一体どういう点にあるのでしょうか。

整形外科など保険が適用される病院では、実際に怪我のあるところに治療を施します。

症状そのものに対して行われるため、対症療法とも呼ばれます。

一方、整体の場合は痛みの原因を突き止めるために、骨格や筋肉の様子を見ることで症状を緩和させていきます。

このことを根本療法と言うことがあるようです。

基本的に接骨院で保険が利くのは「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」の4つに限られています。

これは怪我をした理由がはっきりと分かっていることが多いからです。

何となく肩が重い、しばらく腰痛が続いているなどといった曖昧なものでは保険が適用されることはありません。

もしも保険を使った治療をしていれば、それは違法行為と見なされるでしょう。

整体は国家資格ではないため、応急手当くらいならともかく、正式な治療はしてはいけないと決められています。

国家資格として認めてほしいと願う人達は大勢いるのですが、整体に携わる人を見下す人や、効果がある気がしないという意見も多く、今のところ認可される様子はないようです。

肩こりに整体が効果的か判断する基準

肩こりを緩和させるために整体や接骨院へ行ったものの、数日経ったら余計に痛みが増すということがあります。

そんな時は患部を押してみたり揉んでやったりすると筋肉が緊張するため、結果的に多少すっきりとした感覚になるのです。

しかしこれはあくまでも一時的なものなので、すぐに治まってしまいます。

やり過ぎると早くて数時間ほどで筋肉が炎症を起こしてしまい、前よりも痛みが酷くなることがあるようです。

これは「揉み返し」や「揉み起こし」などと呼ばれています。

骨をいじることで身体の歪みを改善する整体やカイロプラクティックでも、次の日辺りから首や肩が動かしにくくなる時があります。

この場合は骨の周辺にある靱帯を痛めており、いわゆるむち打ちと同じことが起きているのです。

こうなってしまうと、症状は滅多なことでは良くなりません。

整体マッサージの効果が現れるのは個人差があり、早ければ受けた直後に、遅ければ3日ほど経ってから効いてくると言われています。

そのため身体に変化が見られなくとも、効果がないとは即決出来ないのです。

とはいえ悪化するのは問題外なので、マッサージを受けた後に異常が出てしまった店や病院を再び訪ねるのは避けましょう。

良くなったかどうかが、効果的なマッサージであるかを見極める重要なポイントとなっています。

肩こりを解消するには

肩こりをなくすには整体や接骨院でマッサージなどを受けたり、ストレッチや筋力トレーニングを行うと良いでしょう。

凝り固まった筋肉をほぐすにはとても有効です。

ただしこれは一時的なものでしかないため、時間が経つと再び痛みが現れます。

ストレッチや関節モビリゼーションなどは関節がしなやかに動くようにしてくれます。

姿勢が悪い時にはよく効くものの、凝りを完全に取り除くことは難しいでしょう。

トレーニングなどの運動は筋力を上げられるだけではなく、硬くなった筋肉を和らげて、爽快感を得ることが出来ます。

痛みの原因を絶つことが可能ですが、凝りをほぐすためには少し物足りません。

症状が緩和した上で、関節がきちんと動いていなければ、運動の恩恵を十分に得られないのです。

首や肩の凝りを取る方法は複数ありますが、どれが一番良いのかというのはその時の症状次第としか言えません。

どれかひとつだけではなく、全てを万遍なく行うことが重要だと言えるでしょう。

もちろん無理はしないで下さい。

身体を動かしていて、痛いと感じたらすぐにやめて安静にしておきましょう。

整体や接骨院に行く時間がない方へ

肩こりが酷いけれど、時間がなくて整体や接骨院に行かれないという人は次のようなストレッチを行いましょう。

用意するものは「バスタオル」だけです。

1.バスタオルを横に広げ、縦3つ折りにしましょう。

2.タオルを半分ほど筒のような形になるように巻いて残りはそのままにしておきます。

3.仰向けになり、巻いてある部分にウエストの左側を乗せて、巻いていない部分は右手で持ち、身体にくっつけて下さい。

4.親指を上に向けたまま、左手を頭上へと伸ばします。

5.左足首を、外側に倒すような感じで4回ほど揺らしましょう。

同時に深呼吸を3回行います。

6.同様に反対側もやりましょう。

同じやり方で、お尻と太ももを鍛えることも出来ます。

どちらも巻いてある方に左側を、巻いていない方に右側を乗せて下さい。

このストレッチなら歪んでいた骨盤を元の位置に整えることが出来るため、姿勢が良くなります。

すると肩から腰にかけての痛みや凝り、違和感などを軽減することが出来るでしょう。

なお毎日続けなければ効果は現れません。

体調不良や怪我など、休む理由がない限りはこつこつやっていって下さいね。

肩こりは慢性化させないようにしよう

日本人には、我慢することが美徳となっていることがありますが、痛みや違和感は、身体からの「無理すると危ないよ!」というメッセージです。

この状態を無視していると、肩こり解消までに時間が掛かってしまったり、ずっと付き合っていくことになってしまうかもしれません。

そうなる前に、整体や接骨院など、自分の身体とちゃんと向き合ってくれる場所を探しましょう。

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