肩こりが原因の頭痛、目の奥が痛い原因は眼精疲労

最終更新日:2022/08/04

頭痛が起きた時に、目の奥が痛いという事はありませんか?

頭痛には肩こりが原因だったり、目を酷使したために起こっていたりと原因はさまざまです。
日頃の生活を見直すだけで頭痛から解放されることもあります。ここでは、目の奥が痛む頭痛の正体に迫りたいと思います。

頭痛の原因の第一位は肩こり!

頭痛が起こる原因の第1位に挙げられるのが肩こりだと言われます。

外国の人は体験したことがない人もいるなど、人種によって感じ方に差があるといわれる肩こりですが、これは日本人の性質が強く関係しているともいわれ、特に肩こりが原因の頭痛は日本人ならではとも言えるようです。

では肩こりが起こるとなぜ頭痛になりやすいのでしょうか。

肩こりは肩や首の筋肉が固くこわばり、血行が悪くなることによって起こりますが、その血行不良が首や頭部にまで引き起こされることで頭痛を感じます。

血行が悪くなると疲労物質である乳酸が蓄積されますが、その乳酸が神経を刺激して、痛みや重さを引き起こす原因となり「緊張性頭痛」という頭痛を招きやすくするのです。

頭痛にともなって吐き気や目の奥の痛みなどの症状が出ることもありますので、日頃から肩の血行不良にならないように適度なストレッチなどで日頃から身体を動かすようにすることが大切です。

痛みをかばって更に肩を動かさないようにすると運動不足になり、そうしたサイクルに陥ることで肩こりがどんどん悪化してしまうのです。

目の奥が痛い頭痛の原因

目の奥が痛い、目が疲れやすいと感じたり、睡眠をとった後も疲れ目が取れないという場合、それは「眼精疲労」かもしれません。

長時間のパソコン作業のような眼球をほとんど動かさない状態が続くことにより、まばたきが減って目が乾きやすくなったり、目の筋肉が疲れやすくなります。

又、パソコンやスマホなどのように近くを見続けることによって、ピント合わせをする毛様体筋に疲労が蓄積し、血行不良を招くのです。

慢性的に休息を取っても目の痛みや頭痛、肩こりなどの症状が残るようであれば、単なる目の疲れではなく眼精疲労と考え対応していくことが大切です。

眼精疲労によって目の奥の痛みを起こすようになると、それが原因で頭痛などを引き起こしやすくする為、血行不良の改善を心がける必要があります。

特に肩こりは眼精疲労の原因の一つとも言われていますので、凝り固まった肩の筋肉を良く揉みほぐしましょう。

肩の筋肉がもみほぐされて血行不良が改善されることは、眼精疲労にも効果的です。

目の奥が痛い頭痛の原因は眼精疲労!

眼精疲労というと単純に目の疲れと思いがちですが、長時間のデスクワークによって目や首筋、肩周辺に筋肉疲労が蓄積される事に加えて、ディスプレーの設定や姿勢、室内の空気の乾燥や汚染など、様々な要因が原因となり、ドライアイやストレスが重なることで起こります。

又、環境的な側面以外にも精神的なストレスと大きく関わりがあります。

仕事上のストレスに加えて、パソコンを使う時の高い集中力や、ミスを起こさないようにしようとする警戒心が働く為、眼精疲労の改善には単に休養を取れば良いいうものではないことが特徴でもあり、正しい治療や養生が必要です。

慢性的な肩こり症候群の原因となる眼精疲労ですが、その主な原因として挙げられるのが、パソコンやスマホ、テレビなど、現代の生活や明るすぎる光やブルーライトなどの強い刺激や、目にとって大きなダメージを与える長時間の目の酷使です。

又、そうした環境以外にも、ドライアイや近視、遠視による視力の低下の為、何か見ようとする時に凝視したり、目に力を入れたりすることや、老眼によって視野が狭くなる50代以上も目が疲れやすく眼精疲労を起こしやすい状態と言えます。

又、緑内障や白内障等、目の病気によっても、視力や視野の低下を招く場合がありますし、眼圧が上昇する病気などでも頭痛や目の奥に痛みが出ますので、眼精疲労との区別が必要です。

目の奥が痛い頭痛の原因の眼精疲労、肩こりに有効な成分

眼精疲労に有効な成分を紹介します。

長時間のパソコン作業などで目がすっきりしない、目の奥が痛いといった状態が気になる人にお薦めなのがアントシアニンです。

目は入ってきた情報を脳に伝え認識する必要がありますが、その情報を脳に伝える役割を行うのが網膜にあるロドプシンと呼ばれるタンパク質です。

このロドプシンが再合成を繰り返すことで脳に情報が伝達されますが、パソコンにより長時間目を酷使することでこの再合成が遅くなります。

アントシアニンはこのロドプシンの再合成を促進させる効果があり、夜間の視力、目の血流改善に効果的な成分です。

加えて高い抗酸化作用を持つ為、早期の老眼、白内障、緑内障の予防効果もあるといわれています。

ブルーライトの影響を多く受けている人に効果的なのがルテインです。

光を遮る役割のあるルテインは、体内でサングラスのような役割を担い青い光を吸収する性質を持ちます。

抗酸化作用により防ぎ切れなかった光によるダメージも軽減してくれる為、パソコン、TV、スマホなどをする機会が多い人にお薦めです。

ピント調整が上手く行かずにぼやける、目がゴロゴロする、頭痛や肩こりが酷いという方にお薦めなのがクロセチンです。

目を酷使する事が続くと、ピントを近くにし続けるなど毛様体筋の緊張が高まり負担がかかります。

そうした目の負担に対して強い光のダメージから網膜を保護し緊張を緩和し、血流を改善させてくれます。

肩こりが原因の頭痛以外で考えられる病気

頭痛になる原因として良く挙げられる肩こりですが、目の奥の痛みという症状には眼精疲労以外に様々な病気が隠れている可能性も考えなくてはいけません。

目を使いすぎたり、ストレスで自律神経が乱れることによって起こる眼精疲労の他、副鼻腔炎などは倦怠感・頭痛・頭重感とともに目の奥の痛みを伴うことがあります。

目の病気である緑内障や、神経の病気である三叉神経痛、そして同じような頭痛の仲間でありながら、強烈な頭痛に加えて目がえぐられるような耐え難い強烈な痛みを伴う群発頭痛といった、命には関わらなくても、耐え難い種類の頭痛が原因であることもあります。
又、激しい目の奥の痛みが突然起こった、まぶたが下がってきたり、物が二重に見えるといった症状を伴う、吐いたり痙攣を起こすなどの症状があった場合は、クモ膜下出血や脳腫瘍といった命に関わる重大な病である可能性も否定出来ないため、必ず早めに医師の診察を受けるようにするべきでしょう。

目の奥が痛い、頭痛がする時の応急処置

目の奥が痛くて頭痛がするような場合にまず考えられるのは眼精疲労です。

眼精疲労を感じた場合の応急処置について幾つか紹介します。

基本的には目を酷使せずに、温かいハンカチや布などを瞼の上にのせてゆっくり休みましょう。

目の血行をよくして筋肉をリラックスさせる効果があります。

目を温める事は血行を促進する以外にも、涙が多く分泌される事になり、ドライアイが原因の痛みにも効果がありますのでおすすめです。

眼精疲労がひどい場合は、数分ごとに温めるのと冷やすのを交互に行ってみるのも効果的です。

又、直接関係ないように思える首や肩のコリは、目にも負荷がかかって頭痛の原因になりがちです。

肩こりを改善させると目や脳への血行が改善しますので、放置せずによくもみほぐし、ストレッチなどをこまめに行うようにしましょう。

肩や首のコリの改善など、血行不良の際に効果的なビタミンB群を摂取する事により身体の内側からのケアも期待できます。

眼精疲労のツボを押すことで疲労や痛み、頭痛などある程度回復させることができますし、目を開けたり閉じたり、眼球を上下左右に動かす眼球体操を行うことで、目の周辺の血行が促進されて、眼精疲労を和らげることが出来ます。

涙が少ないドライアイの症状には目薬なども効果的です。

症状に合わせて上手にケアをしていきましょう。

肩こりが原因の頭痛、目の奥が痛い原因は眼精疲労 まとめ

頭痛の背景には、命に関わるようなものもあります。

ただ単に肩こり、頭痛だからと軽く考えてしまうと、とんでもない事態を招きかねません。

いつもと違うような痛みを感じたら、医師の診断を受けるようにしたいですね。

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