胃痛の原因はガスが溜まっていること。改善方法はあるの?

最終更新日:2022/07/15

お腹の中にガスが溜まって胃痛がするといった経験、結構ありますよね。特に女性はガスが溜まり易かったり、出しにくかったりで胃痛を感じやすいそうです。今回はお腹にガスが溜まる原因や改善方法をまとめてみました。

胃痛はガスが溜まるのが原因

お腹にガスが溜まって悩みの種になっている人は男女共に多く見られます。ガスがお腹にたまっているとお腹が苦しく、胃痛腹痛の他に腹部不快感などが伴うので結構つらさを感じるのが特徴です。
お腹にガスが溜まりやすい原因は複数あり、代表的な物としては長時間座ったままのデスクワークであったり、家以外の場所でおならや便を我慢してしまう人に多いとされています。その他に腸のぜん動運動が弱いのが原因であったり、自律神経の乱れ・運動・睡眠不足が原因となる事もあるようです。体を締め付ける服装ばかりしている人もお腹にガスが溜まりやすくなってしまいますし、腸の冷えにも気を付けなければなりません。
人間は一日に平均で14回程おならが出ると言われています。お腹にガスが溜まり、それがおならとして排出されない場合、おならは血液中に溶け込み口臭や体臭の原因になってしまいます。できるだけチャンスがあるときにお腹をのの字にマッサージし(食後30分以内は避ける)、お腹のガスを排出する努力をしましょう。

原因であるガスが溜まりやすい食べ物は

ガスが溜まりやすい食べ物は炭水化物・イモ類・豆類・炭酸飲料・麺類などが挙げられます。・・・とは言っても、いつもこのような物ばかり食べているのでなければ気にしなくても大丈夫でしょう。むしろ早食いや空気を飲み込むような食べ方をしない方に注目した方が良いかもしれません。よく噛んで食べるように日頃から心がける事で胃腸への負担も和らげる事ができます。
いくら暑かったり喉が渇いているからといって、冷たい物を摂りすぎるのも良くありません。お腹を冷やしてしまうと腸の働きが悪くなってしまう可能性があるので注意してください。これが深刻化した場合には最悪胃潰瘍などになってしまう場合もあります。時々胃痛を伴う人の場合、胃薬が体に合わないと逆に悪化してしまう場合もあります。この場合はなるべく早めに病院に行った方が自分に合った薬がみつかる可能性が高いです。ストレスによって突然お腹が痛くなってしまったり、下痢になってしまったりする場合には過敏性腸炎の診断が下される事もあります。この場合は精神的な部分が多くを占めるため、完治が難しいと言われています。

胃痛の原因のもと、ガスを溜めない生活習慣

お腹や下半身の冷えを解消させるためにはストレッチやマッサージが有効であるとされています。その他にも冷たい飲み物などを避けて過度に体を冷やす状態を作らないようにする事も重要です。
出先ではおならを我慢しなければならない場合も多いですが、出来るだけ我慢しないようにしましょう。おならを我慢する事で腸の働きも悪くなってしまい、結果おならが出にくい状態になって体内に溜まってしまいます。人体が血行不良になると老廃物を排出する機能がうまく働いてくれなくなってしまうため、老廃物が溜まる原因になります。腸内の場合には老廃物である便がスムーズに排出されなかった結果ガスが溜まってしまう事になるのです。お腹にガスが溜まって困っている人が女性に多いのも、女性ホルモンの影響で体に水分を溜めやすくなる時期があるからです。
腹筋が弱ってくると便やガスの排出力が弱まってしまうので、ある程度筋力を維持する為に腹筋を鍛えると良いでしょう。腸は第二の脳とまで言われている程の器官であり、脳と同じように睡眠不足が大きく影響してしまいます。睡眠不足が続いて自律神経のバランスが崩れてしまうと、腸の働きが低下してしまいます。

胃痛の原因はガスではないことも

自分は常に胃腸が弱いと感じている場合は、慢性胃炎を患っている場合もあります。慢性胃炎は急な胃痛の他に腹部膨満感といった自覚症状があります。それに加えてお腹が張ってげっぷがたくさん出る場合には慢性的な胃炎の可能性が高まります。これが悪化してしまうと胃潰瘍になってしまう場合がありますから、気になる症状が出たら早めに医者を受診するのが良いでしょう。
ストレスを感じる人はなにかと胃腸に不具合を感じている人も多いですが、何か悪い物を食べたり食べ過ぎたわけでもないのに、腸が動きすぎて下痢をしてしまったり、便秘と下痢を繰り返す人は過敏性腸炎が疑われます。医者に行って検査してもらっても特に腸内に異常がないと言われてしまってがっかりする事が多いのがこの症状です。うまく付き合っていかなければならない持病のような症状となります。
ちょっとした胃腸の不調が自覚できる場合には、体を整えるツボをマッサージしてみるのも良いかもしれません。ヒユ・イユ・ゴウコク・アシサンリ・ヒャクエといったツボが胃腸や体の不調に良いとされています。

内臓が悪いと美容に良くありません

生活習慣のちょっとした乱れやストレスによって、人の体はお腹にガスが溜まってしまうきっかけへとつながってしまいます。この生活をずっと続けてしまえば腹部の不快感でお腹が苦しくなるばかりではなく、その他の体の不調となって表れてしまう事もあるでしょう。お腹がすぐに張ってしまういわゆる「ガス腹」の人というのは、大半が腸の動きが悪い人であると言われています。腸の動きが悪ければ老廃物が排出されず、ガスも溜まりやすくなります。運動不足で腹筋が弱くなってしまったり、座ってばかりの生活をしていたり、睡眠不足が続いている場合には腸内環境の悪化へとつながってしまう事もあるのです。腸内に老廃物が溜まったままになってしまうとおならが臭くなったり、体臭・口臭がきつくなったり、代謝が悪くなって肌がボロボロになったり、太りやすくなってしまう事もあります。規則正しい生活と適度な睡眠・適度な運動は腸内の環境だけではなく、美容にとって様々な良い影響をもたらします。食事もしっかりと野菜を取り入れたバランスの良い内容に切り替えるのが大事です。

胃痛にはツボ押しも試して

胃の不調全般に良いと言われているのが胃兪(イユ)というツボです。このツボをマッサージすると消化機能を整えてくれると言われています。食べ過ぎてしまったり、反対に食欲がわかない時にはこのイユというツボをマッサージしてみましょう。まずあおむけに寝て、ツボがある位置を探します。手をげんこつにし、それを背中の下に回しいれた時に当たる場所がそのツボです。便秘や下痢にも効果があると言われています。手の甲を上にし、親指と人差し指の間のくぼみを押すのも効果的です。痛気持ちいい部分を探しましょう。ストレスの緩和や風邪のひきはじめ、肩こりなどに効果があるとされています。自律神経を整え、血液循環を良くするツボだとされています。
頭のちょうどてっぺんには百会(ヒャクエ)と呼ばれるツボがあります。身体全体を調整すると言われており、自律神経に不安を抱えている人に適しているツボです。これらのツボをマッサージする事で胃の調子が少しは良くなるかもしれませんね。

ガスは溜めないようにして

ガスは体にとって、全く不必要なものです。そんなガスを恥ずかしがって出さないなんて、おかしなことだと感じてください。ガス溜めから病気になっても誰のせいにもできません。自分が溜め込んでしまったのがいけないのです。おならの音を消すアプリがあったら、流行りそうな気もしますけどね。

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