マッサージをしてって言われて、してあげたくても方法がわからない方や、自分の体をマッサージしたくても、方法がわからない方も多数いらっしゃいますよね。
ここでいいのか悩む前に、どんなの方法があるか、わからない方に背中のマッサージ方法を調べてみました。
背中のマッサージ方法・その1
背中や腰の辺りには大きな筋肉がついているので、ストレッチを行いながら押していくと、通常よりも高い効果を得られます。
今回はその方法についてお教えしたいと思います。
まずはマッサージを行う相手に、うつ伏せになってもらいましょう。
そうしたら、肘→肩→背中→腰の順番でさすっていきます。
すると緊張していた神経がリラックスします。
手の平を押し付けるようにするのがコツです。
続いて肩甲骨の下の辺りを垂直に押してやりましょう。
痛くないかどうか相手に聞きながら、掛ける力を調節して下さい。
それから肩甲骨の下の、出っ張っている部分に片手を置き、もう片方の手を肩甲骨とは反対側の腰の骨に当てます。
そのまま背中から腰にかけての筋肉を伸ばしましょう。
反対側も同じようにやって下さい。
最後は、肩に支点として片手を置き、肩甲骨の下から腰にかけて、手首付近の骨を使って、外側に向かって押していきます。
ただし揉み返しが来るかもしれないので、捏ねるように揉むのはやめましょう。
もし指に痛みを感じたら、親指の付け根にある骨を使いましょう。
さらに気持ち良さを与えたければ、肘の角を使うのがおすすめです。
背中のマッサージ方法・その2
背中をマッサージしようにも、敏感な人はちょっと触られただけで痛みやくすぐったさを感じます。
そんな時の裏技とも言える方法をお教えしましょう。
それは肘から下の部分を使い、転がすように押していくやり方です。
また前腕の内側を、広めに身体に当ててやり、外側に向かって押すのも効きますよ。
肩甲骨の間が張っているようなら、その周辺を中心にストレッチしていきましょう。
マッサージを行う相手にうつ伏せになってもらったら、右手を顔の下へ、左手を腰の上に置いてもらい、施術する人は相手の左肩を持ち上げるように親指で押していけば良いです。
最後は、相手の足をクロスさせたら施術する人の膝をその間に挟みます。
そして背中に両手を重ね、ゆっくり押していきます。
そのまま腰からお尻にかけて押し続けましょう。
一通り終えたら足を元に戻し、今度は膝を曲げてもらい、太ももの下に施術する人の膝を差し込んで持ち上げます。
この状態で、腰を押してやります。
膝を外側に向けて曲げると、お尻についている筋肉が全般的に伸びるので、そこも押します。
背中のコリや痛みに効くツボのマッサージ方法
背中が凝ってきたと感じたり、動かすたびに痛むようならマッサージをすると良いでしょう。
治りを少しでも早めるためにも、ツボを的確に刺激してやるとかなりの効果が期待出来ますよ。
方法は誰かに押してもらうだけと簡単なので、今回はツボの位置などをお教えします。
背中に効くツボは「膏肓」と言い、肩甲骨の内側にあります。
背中に凝りを感じる時は、大抵この場所が凝っていることになります。
ここをピンポイントで押してもらうと、思わず声を上げてしまうくらいの気持ち良さを感じられます。
膏肓の見つけ方ですが、肩甲骨の上と下の角を結んだ中間地点で、意外と肩甲骨とはぎりぎり接しているところにあります。
背中が凝っている場合、ごりごりしたしこりのようなものがあるため、触ればすぐに分かります。
慢性的な肩や背中の凝りを始め、呼吸器系の疾患や、風邪などの症状に効き目があります。
問題は、位置的に自分で押すことが出来ないので、誰かに頼んでやってもらいましょう。
背中のリンパマッサージ方法
凝り固まった背中を柔らかくしたいのなら、リンパマッサージが良いでしょう。
今回はその方法についてお教えしたいと思います。
1.適量のアロマオイルを手の平に取ったら、温めてよく馴染ませます。
2.オイルを背中全体に塗っていきます。
下から上にかけて、アルファベットの「T」を描くように伸ばしながらさすります。
3.背中を十分温めたら、片手を後ろへ回し、肩甲骨のマッサージへと移ります。
もし肩甲骨が出てこなければ、肩の下に手を入れて、持ち上げてやりましょう。
4.手を元に戻したら、頭の正面側に回り、今度は首から腰のマッサージを行います。
5.背骨の両脇に沿うようにしながら、親指で3回円を描いたら押すことを繰り返しつつ、腰に向かっていきましょう。
押したところは親指で軽くさすって下さい。
6.最後は全体をさすります。
続いて、胸の上側のマッサージです。
1.アロマオイルを馴染ませたら、指の腹で伸ばしながら軽くさすります。
2.手を軽く握り、指の背中でぐりぐりと押していきます。
3.鎖骨を指で挟み、滑らせるように撫でていき、肩から首にかけてゆっくり押します。
全部で3箇所行います。
4.背骨の脇に手を入れ、ワイパーのように押します。
5.円を描くように首筋をさすります。
6.最後は肩から首にかけて、手の平を密着させるようにさすっていきます。
手を離す瞬間、指先に力を込めるといいですよ。
背中のこりの指圧マッサージ方法
背中や肩が凝った場合、指圧によるマッサージを行うと効果的です。
今回はその方法と、押すポイントについてお教えします。
1.左右の親指を肩甲骨の上側に置いたら、体重を掛けて3秒ほど押します。
これを5、6回繰り返します。
2.脊椎と肩甲骨の間に、盛り上がっている部分があります。
そこを捏ねるように押していきます。
3.同じところに親指を置き、残りの指は鎖骨の上側に置きます。
そして両肩の上の筋肉を1秒ほど引き上げましょう。
これを3回繰り返します。
4.続いて背中に移ります。
背骨と腰椎の際を上から下まで押していきます。
起立筋を背骨側に持ち上げるようにして、3回ほど行いましょう。
5.相手の両手首を掴み、上へ引っ張って、反り返します。
3秒経ったら、前方に投げ出します。
6.次に肩と肘の間を掴み、吊り上げたら放すことを3回繰り返します。
7.最後は両方の手の平を使い、脊椎を3回ほど上から下へと撫でていきます。
凝りが強ければ、一箇所に掛ける時間を長めに取りましょう。
これで疲れと凝りがかなり取れますよ。
道具を使った背中のマッサージ方法は?
最後に道具を使った背中のマッサージ方法をお教えします。
用意するものはテニスボールです。
1個でも十分ですが、3~4個ほどあると便利ですよ。
また軟式ではなく硬式のものを使った方が気持ち良いため、なるべく硬球を揃えましょう。
まずは長めの靴下の中に、ボールを1個だけ残し、残りを全て詰め込みます。
後はこれを床に置き、その上に仰向けに寝て、身体を動かすだけです。
硬さも感触もしっくり来るため、かなり凝りがほぐれます。
コツは背中にあまり力が入らないように、膝を立てて足の力だけで背中を前後に動かすことです。
気持ちいいと感じる部分を頑張って探り当てましょう。
これならまんべんなくマッサージが出来ますし、肩凝りだけではなく腰痛も解消出来るのです。
高値で専用器具を買わなくても、自力調達出来るのも大きなポイントですね。
自分に最適な道具を見つけたら、簡易的なマッサージ器具を作って、あれこれ試してみるのも悪くありませんよ。
背中の痛みはマッサージで解消
背中のコリや、痛みはつらく、何も出来なくなってしまうことありますよね。
仕事でのつかれ、日常生活での疲れなど、さまざまな痛みやコリで悩んでいる人、多いと思います。
少しでも楽になるために、自分でマッサージする人や、マッサージをしてあげる人は、多いと思います。
でも、正しいやり方できちんとマッサージを行わないと、体を痛めてしまう場合があります。
出来るマッサージで痛みやコリの悩みを解決しましょう。