背中と腰はなぜ痛くなってその痛みはマッサージで治るのか?

最終更新日:2022/08/27

「腰の痛み、しつこいなぁ」「この背中のこりは何なの!?」と、いつもとちょっと違う症状を抱えてはいないでしょうか?「 ひょっとしたら、この背中の痛みや腰痛は内臓の病気なのでは?」と疑ってしまうことがあるかもしれません。
痛みは、体の異常を知らせるありがたい信号ではありますが、痛みの出ている部分が必ずしも悪くない場合があります。背中の痛み腰痛を軽くするにはどんなマッサージがいいか調べてみたら色々なマッサージがあるようです。

背中と腰の血行を良くするには指圧マッサージがいい?

なんだか体の疲れが取れない…背中と腰のマッサージをしてみてはいかがですか?
朝起きてすぐに、「なんだか疲れが取れないなぁ」と感じる日はありませんか。
体を伸ばした瞬間、「あれ、背中が凝っている」と気づくこと、ありますよね。
それは、筋肉のどこかに凝りができ血行が悪くなっているサインなのです。
柔軟性が減り、そのまま放置しておくと、背骨がゆがんで内臓の働きまで悪くすることがあります。
指圧によって筋肉をほぐすと、内臓の調子までよくなることがあるのは、そのせいなのです。
人間の体というものは、背骨から内臓に関係した神経が出ていますので、例えばおなかを壊したときなどは内臓反射が起こって背中の筋肉に緊張を逃がすのです。
背中の筋肉というものは、お尻から頭の付け根(首の上部)の筋肉までつながっていますので、ここを柔軟にしておくことがとても重要です。
背中が痛い、腰が凝っていると感じる人は、背中の筋緊張が強く柔軟性が低下しておりますから、肩から仙骨(腰の下側にある骨)までを指圧していくと、すっきりしますよ。

便秘に効く背中や腰回りのツボマッサージ

背中と腰のマッサージのコツとしてツボを狙うことです。
ホルモンバランスの変化に代表されるように、体に起こる様々な変化はストレスとなり、便秘を引き起こします。
そして便秘はさらに体調不良やストレスを引き起こすので、なるべく早い対処が必要です。
便秘に効くツボはいくつかありますが、ここでは大腸兪と大巨を紹介します。
大腸兪とは、大腸に気血を注ぐツボで、便秘や下痢など大腸関連の症状と、腰痛の解消に効果があります。
では、大腸兪はどこにあるのでしょう。
腰骨の高さで、背骨から指二本分外側の左右両側が、その場所です。
そこを、あおむけに寝て背中でこぶしを作り、体重をかけてゆっくりと押し当てるのです。
次に、大巨ですが、大巨はおなかの張りや不快感に効果のあるツボで、慢性便秘に悩んでいる人の場合硬くなっていることが多いです。
ではどこにあるのでしょう。
おへそから指2~3本分外側にはなれ、さらに指2~3本分下がった左右両側です。
ここを、両手の人差し指と中指を重ね、ゆっくり押しながらもむのです。
ツボ押しは、薬を飲めない妊娠中の女性やアレルギーのある方にも使うことができる、安全性の高い治療です。
気が向いたときに気軽にできることも魅力ですね。
便秘の解消だけでなく、冷えや足のむくみ、つわりの解消などにも効果が期待できますし、健全な状態ならば妊娠初期から施術できますので、おすすめです。

背中や腰の痛みにはストレッチで背筋マッサージ?

パソコン作業が長い人。重い荷物を無理な姿勢で持ち運びした人。赤ちゃんを抱っこすることが多い人。時々背中に痛みを感じませんか?
長時間同じ姿勢で作業していると背中や腰には思いのほか大きな負荷がかかります。
負荷がかかった後には、手で触ってもわかるほど、背骨周辺の筋肉が固まり硬くなってしまうことがあります。
背中に手を当てて触ってみてください。
痛みを感じる部分が、他の部分に比べて硬くはありませんか?
もし固くなっていたら、ぜひ、マッサージをして筋肉のこりをほぐしてください。
体の痛みの多くは、筋肉が固まることで起こります。
姿勢、生活習慣だけでなく、心身にかかるストレスも、背中の筋肉が固まることで起きる現象の一つです。
慣れない仕事をしたときや試験を受けた後、背中が凝り固まり、じわじわ疲れがでてきたことはないでしょうか。
心身のストレスから背中の筋肉が固まることで起こる現象の一つです。
そんな時、おすすめなのが、背中や腰を伸ばすストレッチです。

背中と腰の痛みはマッサージで治らない場合は病気?

背中や腰の痛みがマッサージで治らないときは内臓機能が低下しているのかもしれません。
コリや痛みが強かったり長引いている場合には、内臓の病気を疑って不安感が強まり、症状を悪化させることもありますが、腰部や背中に出る痛みや張りの中には、内臓疾患につながるものもあります。
内臓とは離れた部位に痛みが出るのは、「関連痛」と呼ばれるものです。
内臓の病変から特定の筋肉が収縮を起こすことがあるのです。
また、内臓や骨、関節周囲の深部にある組織から脳へ痛みを伝える神経の経路と、皮膚からの痛みを伝える経路が同じである場合、内臓による痛みが特定の皮膚を過敏に感じさせることがあります。
また、痛みが交感神経系や運動神経にも影響を及ぼすことで、発汗、筋肉収縮・血流悪化によってコリや張り、痛みを起こします。
このように、各臓器の病変により離れた部位の腰や背中などに「関連痛」として痛みや張りの出るのです。
腰や背中で症状が起こる場合、腹部の後ろ側の筋肉が収縮するのですが、「骨盤を引き上げる作用のある筋肉」や「股関節を曲げたり腰部・骨盤を安定させる筋肉」にも影響を及ぼす可能性があります。

背中や腰回りについたお肉はマッサージやストレッチだけで痩せる?

腰回りのぜい肉は一度つくと落ちづらいものです。
日常生活で動かすことが少ないからです。
若いうちは基礎代謝力が高いので、飲食によるカロリー摂取分を消化できていたのですが、年齢を重ねるほど基礎代謝量は減るので腹、脇腹、腰に贅肉がたまっていくのです。
腰回りの脂肪を落とすには、カロリーを抑え、その部分に筋肉をつけることが重要です。背中のぜい肉を落とすには、ダイエットと運動が効果的です。
何もせずに落ちていくことはありませんから、毎日の食事に気を付けて、背中を意識した運動をしていくことで落とすことができます。
普段から背筋を伸ばしたり食事に気を付けながら生活することが大事です。
無理をしても続かなければ意味がありませんので、これならできるというストレッチや運動、マッサージなどを普段の生活の中に取り入れてみてください。
加齢が原因とはいっても、皆が背中や腰に贅肉を蓄えているわけではありません!
日常の心がけ次第で、贅肉は落とせます!

ぎっくり背中やぎっくり腰は、肉離れですか?

あなたは、ぎっくり腰やぎっくり背中をやったことはありますか?
周りの人で「ぎっくり腰になって動けない」という話を聞いたことはないでしょうか。
突然の強烈な痛みが発生する背中や腰のけがですが、けがの内容はいくつかの種類に分類することができます。
例えば、関節にダメージが入ったもの。
神経に衝撃が入ったもの。
筋肉が固くなったもの。
筋肉が肉離れになったもの、です。
いくつかあるぎっくり腰のうち、肉離れになったものが、最も症状が重く、立ち上がることも動くこともできなくなります。
最強のぎっくり腰ともいえるでしょう。
腰の筋肉が切れている状態なので、何を行うにも制限がかかり、本当に寝たきりになってしまいます。
この動けないタイプのぎっくり腰になったときは、硬い丈夫なコルセットをして、腰を固めましょう。
筋肉に傷ができたときには筋肉を圧迫することによってその場で症状が回復することがあります。
激痛になればなるほど、コルセットやサポーターは効果的です。
痛みが完全に無くなってから、患部をマッサージしてあげてくださいね。

背中や腰は早く治したい

背中、腰などの痛みは、つらいものですよね。
痛みやダルさは、マッサージで、少しでも早く楽にしたいですね。
どんなマッサージがあるのか、どんなマッサージをすれば、早く楽になれるかなど、すごく気になりますが、マッサージや運動だけで、背中や腰痛の痛みが改善されるわけではない場合があります。
自分にあった方法で毎日少しずつマッサージを行うのが、一番大切だと思います。
マッサージしても治らないなど、いつもの痛みやだるさじゃないなと気になったら医者に行くことでいい方法が見つかるでしょう。

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