辛い背中のコリ・・原因は自律神経の乱れ!原因と改善方法

最終更新日:2022/08/28

何だか最近背中のコリがひどい、痛いな・・・なんてことありませんか?
その原因は自律神経の乱れが原因かもしれません。

今回は自律神経による体の不調の原因、誰にでもできる改善方法をご紹介したいと思います。

背中のコリ・・・辛い症状の原因とは?

背中の痛みは、自律神経と深く関わっています。

背中の痛みだけでなく、肩こりや腰痛など、体のいろいろな部位に痛みを感じるときも、自律神経失調症と関わりがあります。

背中の痛みの原因は、ストレスで筋肉が緊張して、体の流れが悪くなることが主な原因です。

自律神経は、活動・緊張モードの交感神経と、休息・体の回復モードの副交感神経で成り立ちます。

まったく反対の働きをする神経が、一緒にバランスよく働くのが、ベストの状態です。

日中の疲れなどを夜寝ている間に回復させ、朝には元気な体にするのが、自律神経がうまく働いているときの状態です。

でも、自律神経のバランスが崩れると、体の回復が翌日の朝に間に合わなくなってしまい、どんどんと疲れが溜まってしまいます。

その原因となるのが、精神的・肉体的なストレスです。

背中のコリの原因は、筋肉疲労からくる血行不良が原因であることが多いです。

でも、内臓の病気が隠れていたり、自律神経が関係していることもあります。

背中のコリの原因はストレスによるもの?

自律神経のうちの交感神経ばかり働く原因は、人間関係の問題、仕事のプレッシャー、家族の心配事、老後の不安、などという精神的なものばかりでなく、通勤ラッシュ、不規則な食生活、運動不足、睡眠不足、食品添加物、花粉、などの肉体的なストレスも原因のひとつです。

ストレスが溜まったら、どうにかして元気になろう、と交感神経が感じて活発に活動し始めます。

交感神経が働くと、臓器に血液がたくさん送られて、活動モードになります。

これを良いことと思うかもしれませんが、良いことだけではないのです。

筋肉や器官につながる血管が収縮するデメリットがあるからです。

主な臓器が活発に動いても、他の血管は細く収縮して血流が悪くなってしまうのです。

血流が悪くなると、背中の痛みが出てきます。

交感神経が働くことによって、緊張状態となり、筋肉が固まって背中に痛みを感じるのです。

逆に副交感神経が盛んになると、筋肉も血管も緩むので、心臓などの働きも落ち着いて筋肉や器官につながる血管が広がります。

背中のコリや痛みに悩んでいる人は、副交感神経が十分に働くような対策を取ることが必要です。

背中のコリ・・どんな症状が特徴的?

背中の痛みには、いろいろな症状があります。

肩から背中が重くていつもだるさを感じる、背中が固くなっていて背筋を伸ばしにくい、背中の痛みのためにあお向けで眠ることができない、しびれる感覚がいつもして不快な感じがある、背中の痛みのために眠っていてもぐっすり眠れなくて夜中に目が覚めたりする、などの症状です。

痛みの強さは、軽い人もいれば重い人もいて、個人差があります。

痛みというまではいかないけど、背中が固い、背中が張っている、背中が重たい、と背中に不快感を感じる人も多いです。

これらの症状は、自律神経の乱れが原因で起こる、背中の痛みだと考えられます。

自律神経失調症にかかっている人には、この部分の痛みを訴える人がいるのですが、ほとんどが背中のコリの痛みです。

コリのある部位は、肩でも背中でも腰でも、凝ることと血流が悪いことには、深い関係があると言えます。

なので、背中が痛いときは、背中の血流が悪くなっているのかもしれません。

背中のコリの原因・・自律神経の乱れ(自律神経失調症)とは?

自律神経失調症の場合、体の痛みの原因は、自律神経のうちの交感神経が異常に働いてしまうことです。

交感神経は、活動・興奮・緊張・ストレスを感じると優位になります。

交感神経は、ストレスに勝つために必要です。

でも、異常に働くと常に活動・興奮状態になってしまいます。

元気になるために、休むことは重要です。

ただ、交感神経が働きすぎて常に張りつめていたら、副交感神経が十分に働けなくなるので、体が休めないのです。

ストレスを感じている日は、寝つきが悪かったり、心臓の鼓動が激しかったり、目覚めが悪かったり、ということがよくあります。

体を回復する睡眠時間に交感神経が働きすぎると、副交感神経が働けないので体は回復しません。

副交感神経が正常に働けば、痛みを感じるのを予防できます。

正常に働かなければ、回復できないので疲れが溜まって痛みに悩むことになるのです。

自律神経失調症の症状についてご紹介します。

疲れやすい、だるい、頭痛 、動悸、ほてり、不眠、吐き気などです。

また、背中のコリや痛みの症状もあります。

背中のコリは、心臓や胃のある背中の左側です。

深呼吸しても背中のコリのために肺が十分に膨らまないので、息苦しいと感じることもあります。

自律神経の乱れ以外で考えられる背中のコリの原因は?

内臓の病気による背中のコリは、筋肉の疲労からきますが、内臓疾患があれば内臓に痛みがくる前に、背中や肩などにコリが起こることがあります。

すい臓からつながる神経と、背中の中央の神経は、脊髄の内側で近い所を通ります。

なのですい臓の痛みを背中のコリと脳が間違ってしまうのです。

脂っこい食べ物を食べた後に 背中の中央から左側にコリが生じたら、すい臓に異常があることがあります。

すい臓の位置は、胃の後ろ側の体の中央から左側です。

背中のコリに加えてみぞおちが痛いなら、すい臓の病気が進行しているかもしれません。
特に左腕や左肩を使ってないのに、肩や背中の左側にコリや痛みを感じるときは、狭心症と心筋梗塞などの前兆かもしれません。

前兆の症状は背中の左側のコリ、痛み、左腕の痛み、などです。

胃痛、胃もたれ、食欲不振などの胃の働きに異常が起こると 背中のコリの原因になります。

背中の左側にコリが生じます。

胃の機能低下で消化不良を起こすと、血流や代謝が下がるので背中のコリやハリを感じます。

また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢をしていると、背中の血行不良で胃腸の働きが悪くなり、消化不良や食欲不振などが起こることもあります。

胃の調子が悪いと背中のコリを生じるので、背中のコリが酷い人も胃腸の働きが悪いことが多いです。

自律神経の乱れ以外にも様々なことが原因で背中のコリが生じるのです。

自律神経の乱れを改善する方法は?

自律神経のバランスは、いつもの生活を少しだけでもより良い方に変えるだけで、整えることができます。

しっかり睡眠を取らないといけない、睡眠不足だから調子が悪い、などという脅迫感や思い込みは、ストレスの原因になります。

自分に合う睡眠時間が取れるように、気を配ってみてくださいね。

起きたらすぐにカーテンを開けましょう。

朝食もしっかりと食べましょう。

そうすれば自律神経のバランスを安定させることができます。

また、食生活の改善も大切です。

1日3回の食事をするようにしましょう。

軽い体操やストレッチで背中のコリをほぐしましょう。

とにかくゆっくり、という言葉を意識してください。

たとえば、ゆっくり話す、ゆっくり歩く、ゆっくり呼吸する、などです。

特に、ゆっくりとした深い呼吸は、副交感神経を刺激するのに簡単で効果的な方法になります。

自分でできる生活習慣の改善は、夜遅くまでテレビを見ない、自炊をするようにする、休日は休養を取るように心がける、ということなので、できることから改善してみてくださいね。

辛い背中のコリ・・原因は自律神経の乱れ!原因と改善方法 まとめ

体の不調が続くと、心身共に辛いですよね。

規則正しい生活を心掛けたいですね。

背中のコリの原因の一つとして自律神経についてご紹介しましたが、臓器からくる背中のコリも有り得るので、いつもと違う!と感じた場合は病院を受診しましょう。

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