日本人のお年寄りでよく腰が曲がっている人を見かけます。ですが欧米人のお年寄りってあまり腰が曲がっている人って少ないと思いませんか?それは昔からの食生活と普段の私生活がとっても関係しています。歳をとっても腰が曲がるのを防ぎ若々しくいれるよう予防策をご紹介します。
腰が曲がる原因とは?男性より女性のほうが多い!?
腰が曲がる原因は何か、考えたことって有りますか?
その原因は日常生活での姿勢にあったんです。
普段の姿勢が悪いと、骨盤がすぐにゆがんでしまいます。
骨盤の下側が少し前に出るだけで猫背気味になってしまうのです。
特に女性は骨粗しょう症になりやすく、ちょっとした衝撃で圧迫骨折をおこしてしまいます。
椎体の前方部分を壊してしまう人が多く、少しでもそれが起こってしまうと背中や腰が曲がってしまうのです。
これは更年期を迎え閉経をした後の女性に多いようです。
その理由として、女性ホルモンの分泌が少なくなり骨の吸収や形成のバランスが保てなくなることにあります。
お年寄りでとても腰が曲がっている人が居ますが、おじいちゃんよりおばあちゃんの方が多い気がしませんか?
それはこの骨粗しょう症が原因でしょう。
そして高齢になると筋力が低下するのも背中や腰が曲がってしまう原因の1つです。
歳をとるにつれて、筋が変性をおこします。
背筋の高度な脂肪変性によって、腰の筋力が衰えまっすぐ支えられなくなります。
なぜ日本人に多い?腰が曲がる原因
腰が曲がると、どのように生活に支障をきたすのでしょうか。
それには、曲がった背骨や周りの筋肉が痛くなったり、前が見えない分外見が気になったり、横向きでしか寝れなくなったり、胸焼けなど内臓への負担が大きくなることがあげられます。
腰が曲がったお年寄りは、欧米人よりも日本人の方が多い傾向にあります。
それはなぜでしょう?
それには「座る生活習慣」が大きく関係していました。
最近では減ってきましたが、畳であぐらをかいて座る習慣が日本人にはあります。
それに対して欧米人は椅子やソファーに座るのが基本です。
このあぐらをかいて座ることが、腰の曲がりに大きく影響しているようです。
そして「姿勢の生活習慣」として、昔では農作業、現在ではデスクワークがあげられています。
なのでパソコンを使うときには姿勢を正すことを心がけましょう。
最後に昔の日本人は、牛乳やヨーグルトなどのカルシウムを含む食べ物を好まなかったのも理由の1つです。
欧米人はこれらの食べ物を昔から多く食べています。
腰が曲がる3つの問題
将来腰が曲がらないようにするには、どんな予防や対策をすれば良いのでしょうか。
腰が曲がる仕組みを知り、体の鍛え方を知ることで、腰が曲がるのを予防できるはずです。
まず、女性に多く見られる骨粗しょう症ですが、これにより骨の変形などをしてしまうと腰の曲がりに影響が出ます。
そして筋は年齢を重ねるとともに変性がおきます。
この変性に耐えられず腰をまっすぐ保てなくなる人が多いのです。
高齢になるほどかかりやすいのが脊髄変性症です。
体に痛みやしびれがおきるのが、腰を曲げることで和らぐために腰が曲がってしまう人が多いのです。
これらの症状を防ぐために、まず骨粗しょう症の対策として、食事や運動の他に投薬治療があります。
そして筋の変性に耐えられるように、背筋の強化を目指しましょう。
無理をしてしまうと他の部分に支障が出てしまうので、無理なく行うことが大切です。
簡単に行える背筋運動として、リュックサックを使うことがオススメです。
500ミリのペットボトルなどを入れ、少し負荷をかければ背中が伸びやすくなります。
何を始めていいか分からない方は、まずリュックサックを使うことから始めてみてはいかがでしょうか?
腰が曲がらないために普段からできること
背骨を支えるのに何より大切なのが筋肉です。
骨が脆いことよりも、筋肉の前後のバランスが大切だといわれるほどです。
その筋肉を、私たちは普段の生活習慣に任せてしまって鍛えることはしません。
無意識に行ってしまっている、腰を曲げる習慣をやめることが腰が曲がらずにすむ一番の近道だといえます。
簡単なことのようですが、普段の生活習慣を変えるのは意外と難しいことです。
まず一番に実践したいのが、家の中でも背筋を伸ばして歩くということ。
しゃがむ時には、腰を曲げるのではなく、頭を下げて膝を曲げることで背筋を伸ばしたまま体を下げることができます。
座るときには、上半身は立っているときと同じ姿勢を意識すると良いでしょう。
もたれがちな背もたれを使うのも避けましょう。
その時胸を張るのではなく、お腹に力を入れるイメージで座ることがポイントです。
そのように座ることで、見た目も綺麗に座ることができます。
これらを習慣化するのは難しいですが、腰が曲がらないようにするには一番効果的な方法です。
腰が曲がることによる症状と治療法
腰が曲がると痛みが生じることがあります。
その痛みには二種類あり、一つが曲がった背骨の周りの痛みです。
骨の痛みや椎間板の痛みなど、その痛みがどこからきているかが分からないことがあります。
もうひとつの痛みはヘルニアによるもので、足に痛みがあります。
この二つが自覚症状と言われています。
これらの痛みは腰の曲がりが大きいほど、強いと言われています。
時には激しい痛みのこともあり、長時間同じ姿勢を続けることができなくなります。
これは背骨の周りの筋肉の中で、負荷がかかっている筋肉が特定されていることで、その筋肉が筋肉痛になってしまうことでおきます。
特に女性は、家事労働に支障をきたす場合も多く、立ったまま料理を作ることができない人も多くいます。
肘をつきながらの調理により、肘にタコができてしまうこともあるようです。
腰の曲がりは、マッサージや運動療法などで治すことはできません。
手術で矯正をしてからリハビリを行うことになります。
なのでしっかりと予防することが大切なのです。
腰が曲がると骨が弱くなっている証拠
骨はどうして弱くなるのでしょうか?
主な理由は2つあり、その1つが加齢によるものです。
運動量の原因やホルモンバランスが取れなくなることが原因にあるようです。
カルシウムを不足してしまうと、神経の伝達などにも支障をきたしてしまいます。
そしてビタミンDの不足も、骨が弱くなる原因になるので、しっかりと摂ることが大切です。
そして運動不足になることで、骨にかかる負担が小さくなり、骨が弱くなってしまいます。
歳をとるにつれて体重が軽くなってしまうのも、負荷が小さくなる原因の1つです。
一番体に悪いとされている喫煙は、骨にも悪いとされています。
喫煙している女性は、年齢にかかわらず骨が弱い傾向にあるようです。
そして過度な飲酒も、大きく影響します。
飲酒による利尿作用により、カルシウムを尿と一緒に体外へ出してしまい、骨が弱くなる原因につながります。
これらを防ぐためには若い頃からのケアが大切になってきます。
正しいケアを早くから始めて、骨を強くしていきましょう。
骨を強くして腰が曲がるのを予防していきましょう。
腰が曲がるのを予防しよう
食生活でも骨を丈夫にするように乳製品やミネラル豊富な食事を積極的に取りましょう。
筋力を鍛えるようなストレッチを毎日続ける事も大切でしょう。
背骨を支えるためには筋肉がとても大切です。
若い時から運動習慣を心がけて、筋肉維持に意識した生活を行いましょう。