『高血圧は危険!血圧を下げよう!』と高血圧に対する危機管理や投薬などの対策はよく聞いたことがあります。
しかし、『低血圧は危険!』と低血圧に対する危険を耳にすることはあまりないのではないでしょうか?
血圧は、高いだけでなく低すぎても、めまいや貧血をはじめ様々な症状を引き起こします。
では、血圧が低いとどうなるか?
どのくらい数値が低いと低血圧なのか?
気になる低血圧の事、その原因と改善策をご紹介します!
低血圧とは?
低血圧というのはどういうものでしょうか?
人間は血圧が低いとどうなるかご存知ですか?
疑問がわいてきますね。
現在では、WHOで世界共通の基準として、最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHgのものを低血圧と認識しています。
この基準値によって、低血圧と判断されますが、 血圧は体調や精神状態が測定値に影響する場合もあるので、一度の測定では判断されることはなく、数回の測定をした後に判断されます。
しかし、もしも病院などで低血圧と診断されたとしても、低血圧は高血圧ほど重要視されてはおらず、低血圧だからといって、すぐに健康上も問題があるというわけではないのです。
なぜなら、低血圧とは、圧が急激にまたは慢性的に低下した状態ですが、医師や看護師の前にいることによる緊張から血圧が上昇してしまう「白衣高血圧」や、逆に病院ではストレスを感じずリラックスするために普段より低めの数値が出てしまう「仮面高血圧」などがあり、このような心理的な原因によって、低血圧になったり高血圧になったりすることもあるからです。
血圧が低いとどうなるか不安!原因は?
人間は血圧が低いとどうなるか分かったところで原因は何が考えられるのでしょうか?
見ていきましょう。
血圧が低い状態でのの症状には、めまい・頭痛・肩こり・耳鳴り・不眠・胃もたれや吐き気・また発汗や動機・不動脈・・・と、永遠と続く呼吸などの衰えや・精神的な圧迫の重圧がかかってくる恐れがある怖い状態なのです。
高血圧に比べて、低血圧の改善方法は、比較的少ないのが現状です。
それでも、一般的な低血圧の方には 脚や手の冷え・腰の痛みなどが多く感じられ、体内の血の巡りが良くない人が多いです。
血の巡りが良くないと、心臓への負担も大きくなり、むくみの原因にもなるのです。
ですから、階段の上り下りや、数分の散歩、あるいはお風呂上がりの足の運動など、適度な運動で血の循環を良くし、ふくらはぎを鍛えるといいです。
よく、低血圧と貧血を一緒に考える人がいますが、それは違います。
貧血は酸素を運ぶ赤血球の中で酸素と結合する、ヘモグロビンが少ない状態の事をいいますが、低血圧は、血圧が低くなることにより、体内の血液を送る圧力が弱くなる事で起こる症状を示します。
血圧が低いとどうなるか不安!症状は?
血圧が低いとどうなるか不安に思っている人も多いと思います。
低血圧になる原因は様々で、やせ型の若い女性が良くなっているような、朝は元気が出ない(いわゆる「朝が弱い」という状態)というような低血圧による症状が現れているぐらいで、低血圧の症状に、特にそれほど悩まされておらず、治療を必要としないものもあります。
急に立ち上がった時に目の前が暗くなり、血の気が引くような症状で高齢者に多い、起立性低血圧症といわれる一過性のものがありますが、これもまた治療を必要としません。
しかしながら、慢性の心臓病や降圧剤、抗うつ剤の副作用によって低血圧となることもあり、病気よって起こる低血圧はその元となる病気の治療を必要とします。
また、ショック症状、意識障害、手足のしびれ めまいや倦怠感など本態性低血圧症と呼ばれる症状では、食事や睡眠など普段の生活習慣を見直したり改善したりすることで、症状が改善できるようなものもあります。
血圧が低いとどうなるか不安!改善方法は?①
血圧が低いとどうなるか不安に思っている人のために改善方法をご紹介していきます。
まず、朝方から生活パターンを切り替えることを始めます。
朝方の生活にするためには、夜寝る2時間前に38℃〜40℃くらいのぬるめのお湯に浸かったり、寝る前の1〜2時間はパソコンやテレビ、携帯を見ないように心がけます。
また、朝は固定の起床時間を決め、朝日を浴びて、二度寝はしないようにします。
このように朝方の生活にすることで、最初は朝起きるのが辛くても、続けることでだんだんと自律神経が整い、自然とすっきりと目覚めることができるようになるのです。
また、朝方の生活に切り替える以外にも、バランスの良い食事を摂り、ウォーキングなどの適度な運動で筋肉をつけることによって、自律神経のバランスを保ちます。
自律神経のバランスが崩れていると、朝目覚めるのがしんどくなったり、夜寝つきにくくなったりしますから、朝方の生活にして、自律神経のバランスを保つのが重要です。
血圧が低いとどうなるか不安!改善方法は?②
血圧が低いとどうなるか不安に思っている人は食事による改善方法のお試しください。
まず、寝ている間には汗を多量にかいていて、朝の体は水分を欲している状態です。
ですから、朝起きたら必ず水を飲んでください。
水を飲むと、それだけで血圧があがるのです。
ただし、水分の摂りすぎは逆にむくみなどを招くので良くありません。
適度な運動やマッサージなどをしてむくみを解消しながら水分を摂ってください。
その他、筋肉をつけることも低血圧の症状を改善するためには大事です。
筋力が低下すると、血液を送りにくくなり、体中の血液の循環が悪くなってしまいます。
ですから、ウォーキングやスクワットなど適度な運動をして、筋力のアップを図るようにしてください。
また、低血圧に効果のある食べ物を積極的に摂るようにしてください。
具体的には、肉類(牛肉、豚肉、鶏肉) 魚介類(干し魚、うなぎ、ホタテの貝柱など) 野菜(かぼちゃ、ほうれん草、ニラ、ブロッコリー、キャベツ、人参など) 大豆製品(豆腐、納豆、高野豆腐など) ニンニク 生姜 ココナッツ チェダーチーズなどが挙げられます。
またカフェインも血圧をあげるのに、効果があります。
妊婦さんは気をつけて!低血圧の影響と予防
血圧が低いとどうなるか不安な方もここまで読んで大分低血圧を理解出来てきたのではないでしょうか?
ただし妊婦さんは特に低血圧には気をつけなければならないのです。
妊娠初期には、つわりなどで水分が体からどんどんと減ってしまい、低血圧を招いてしまうことがあります。
そのような時に起りやすいのが「起立性低血圧」です。
症状としては、立ち上がった時などにめまいやフラつくなどしてしまいます。
ですから、つわりがひどくて、食べ物や水分が摂取できなくても、本当に少しずつでいいので、水分を飲むように心がけてください。
また、妊娠中期から後期にかけても低血圧になってしまう場合があるので、引き続き注意が必要です。
その他、妊婦が仰向けで寝ることで、大きくなった子宮が大静脈静脈を圧迫し血液の循環を鈍くして低血圧を招いてしまうことがあります。
ですから、妊婦の方は仰向けには寝ずに、心臓のある自分の左側を下にして休むようにしてください。
どうしても仰向けで寝たい場合は、背中にクッションやタオルを入るなどして少し角度をつけ血液の循環を和らげるよう工夫してみてください。
たかが低血圧とあなどらないで!
朝が弱い、立ちくらみがするなどの日常で感じることが多い症状は、低血圧が原因で起こる場合があります。
実際に私も低血圧です。
ほとんどが体質や生活習慣によるもので、病気としての治療は必要としないそうですが、なかには病気が潜んでいる場合もあります。
おかしいなと思ったらためらわずに、一度医療機関へ受診してみて下さい!
また、症状の起こり方や経過に注意して、低血圧の改善法を実践してみましょう!