足にふと目をやった時に、まだら模様になっていた!という経験をしたことのある方、いらっしゃるのではないでしょうか?
特に痛みがあるわけではなく、日常生活に支障はないのですが、足のまだら模様は気になってしまいますよね。
女性では、自分の好きなファッションを楽しめない!という方も出てきてしまうかもしれませんね。
冬に足がまだら模様になる原因は主に血行不良が原因のようですが、冬の暖房器具によってなるまだら模様もあるんです!
また、改善方法などについても説明いたします。
足にまだら模様!原因は?
足にまだら模様ができるのは、リベドーと言うもので、皮膚と皮下脂肪の間の血液循環が悪くなるときに生じる症状です。
赤紫色の樹枝状あるいは網目状の模様が、特に膝から下に出ます。
皮膚の末梢循環障害によるものです。
赤外線ストーブやこたつなどが原因になる、下肢の褐色色素沈着が出る『火だこ』とは、違うものとされています。
寒さと冷え、いろいろな基礎疾患、などにより血行が悪くなって、酸素の少ない血液がたまって、毛細血管の拡張や皮膚の赤紫色の網目状変化が生じます。
まだらになる原因は、いろいろとありますね。
自分で原因を除去できる場合と、治療が必要な場合があります。
自分で除去できる主な原因には、圧迫による鬱血、低血圧、冷え、むくみ、などが挙げられます。
これらは、普段の生活で注意するようにすれば、除去できるものです。
治療が必要になる主な原因には、心臓系の疾患、循環器系の疾患、膠原病、などが挙げられます。
これらの疾患は、病院に行って診てもらわないといけませんので注意が必要です。
足のまだら模様のリベドーの症状の現れ
足にまだら模様が出る大理石様皮膚は、子供や若い女性に多い症状になります。
皮膚に生じる模様は網目状であることがほとんどで、特に冬の寒冷による刺激で起こります。
そして、外気温が上がれば、自然に消えていくことがほとんどです。
網状皮斑は、環が閉鎖した網目状の模様が皮膚に出ます。
寒冷が主な理由ですがその他にも原因があって、外気温が上がっても症状がなくならないという特徴があります。
また樹枝状皮斑は、皮膚に網目の途切れた模様が出るのが特徴で、こちらも網状皮斑と同じく寒冷などの原因があります。
大理石様皮膚、網状皮斑、樹枝状皮斑は、寒冷やその他の疾患で血行が悪くなるときに、酸素の少ない血液が皮膚末端の血管に留まって毛細血管が広がり、皮膚に網目状あるいは樹枝状の模様が現れる、という仕組みになっています。
寒冷以外の他の原因は、膠原病やクリオグロブリン血症です。
これらの症状が出れば、すぐに病院に行って診てもらいましょう。
症状が進めば、広がった血管が変化して、皮膚炎や潰瘍などを生じることがあります。
足のまだら模様は火だこの可能性も・・
足にまだら模様が出る火だこは、温熱性紅斑と言われます。
ストーブや赤外線こたつなどの長時間による低温の温熱刺激、または繰り返し皮膚表面に作用することで起こる、茶褐色の網目状の色素沈着です。
皮膚と血管の周りの線維組織が熱で炎症を起こして模様が出ます。
炎症後色素沈着が血管に沿って出来る、ということです。
暖房器具で温まって血行が良くなった部位に、網状の模様ができ、さらにダメージが進むと低温火傷になります。
しこりはなく、痒みや痛みもありません。
冬でもスカートをはく女性は、温熱刺激が直接影響します。
長時間暖房器具の近くで暖めると、網目状の毛細血管が色素沈着してしまいます。
女性の足に多く、皮膚がんの原因になることもあります。
暖房器具で長い時間同じ部位を温めすぎないようにしてください。
生活習慣によるものが原因の火だこもあります。
例えば、ホットカーペットの上で常に同じ姿勢で横になっていると、温熱刺激を受ける側の胸から腹部などに火だこが生じる、などです。
リベドーかと思ったら火だこだった!火だこだと気付いたらどうする?
足にできるまだら模様は、夏には薄くなったり消えたりしますが、原因に気づかず温熱刺激を続けるとシミが取れにくくなってしまいます。
広い範囲にくっきり火だこができていると、治るまでに時間がかかるでしょう。
火だこに効果のある治療法は、残念ながらありません。
早く原因に気づいて、その習慣をやめることが大切です。
火だこは半年経って、ようやく薄くなる、ということはよくあります。
火だこに効く薬がないため。自然に薄くなるのを待つしかありません。
色素沈着してしまったら、ビタミンCを摂取したり、ハイドロキノンなどの美白作用のあるものを使って色素沈着を薄くしましょう。
また、ファンデーションなどで色素沈着を目立たなくするのも良いかもしれませんね。
さらに血行を良くすることも良いかもしれません。
火だこを防ぐには、暖房器具で温まるときに、長い時間同じ部位を温めないことが第一です。
また、暖房器具の至近距離に近づかないようにしましょう。
暖房器具に当たりながら眠るのもやめてくださいね。
こたつの温度も上げすぎないようにしましょう。
リベドーの治療法と自分でできる改善方法
自分でできる、リベドーの改善方法を紹介します。
リベドーだけなら、患部を冷やさずにマッサージや弾性包帯でケアしましょう。
ただ、症状が悪化すると大変なので、自己判断はしないようにしましょう。
他の病気である可能性もあるので、自己判断をする前に、皮膚科に行って診てもらってください。
自分でケアするリベドーの改善方法です。
冬の寒いときに、まだらがたくさん出るときは、冷えやむくみが原因でしょう。
この場合は、足のマッサージをして、足の血行を良くしましょう。
低血圧の人は、体の血液循環が少し困難になることがあるので、いつも血行がスムーズになるように、リンパを刺激してください。
また、座っているときに血流が圧迫して血が鬱血することもあるので、長時間同じ姿勢でいるのをやめて、体を動かすようにしましょう。
また、足の血液を心臓に戻す働きをするふくらはぎの筋肉量が少なければ、うまく血液を送り返せなくなってしまうので、普段からふくらはぎを動かすようにしてください。
足の血行不良を改善するマッサージ方法
ふくらはぎは疲労を感じやすい場所なので、疲れを取るために、ふくらはぎのマッサージをしましょう。
地面に座ってどちらかの足を曲げ、膝が立つようにして、両手で足首を覆うように持ってください。
それではふくらはぎから膝裏へマッサージをします。
マッサージは片足ごとに20回くらい行いましょう。
マッサージが終わると、血行が良くなるので、足の不快感・むくみ・だるさ、が改善されるでしょう。
では次に、足裏マッサージの紹介です。
椅子や床に座って、どちらかの足を、もう一方の足の太ももの上に置きます。
そして、手をグーの形にして足の裏をマッサージします。
土踏まずの中心から擦るようにして、マッサージしましょう。
強くかかとをさすったり、足指を揉んだりするのも、血行を良くするのに効果的です。
血流は、自律神経が関係しています。
自律神経と関係の深いホルモンバランスの崩れを改善すれば、血行を良くすることが可能です。
血行を良くすれば、足のまだら模様の改善も早くなるでしょう。
血行不良を改善しましょう!
寒い時期に血行不良になると辛いですよね!
足の冷えによって、体に不調を感じるのは確かですし、足の血行不良を改善するために、自分でできることはするといいかもしれませんね!
足のまだら模様に気付いたら、暖房器具に当たりすぎていないか、当たっていないのにまだらな場合はリベドーの可能性が高いので、改善策を立てましょう!