足のストレッチはメリットがいっぱい!痛いとこが減る!?

最終更新日:2022/11/09

足の筋肉や関節が硬い人は多くいます。筋肉や関節が硬いと良いことはほとんどありません。柔らかくしていくには、ストレッチをすることが必要です。体の硬い人は「痛い」という理由からストレッチを避ける傾向にありますが、歳を重ねるごとに筋肉は硬くなるので気を付けましょう。筋肉の柔らかさがどれだけメリットがあるのかをまとめましたのでご覧ください。

足のストレッチをするメリット

人間が立ったり座ったり足を曲げ伸ばしできるのは股関節があるからです。
股関節の形は球体のようなもので、その周囲を保護するように筋肉があります。
その筋肉の数は22本と多く、それらが複雑に組み合わさって腰と足をつないでいます。
そのため股関節周りの筋肉が硬くなると運動能力が低下するなどの様々な症状が起こります。
逆に、股関節周りの筋肉が柔らかく正常に動くことは良いことで様々なメリットがあります。
股関節周りの筋肉を柔らかくするにはストレッチが効果的です。
そして股関節をストレッチすることによるメリットは数えあげればキリがありません。
その中ても代表的で魅力的なメリットを紹介したいと思います。
まずは血液の循環が良くなります。柔らかい筋肉はその周りに細かく張り巡らされた血管を正常に働かせます。
股関節の筋肉は多く、股関節を柔らかくすることは全身に血液を送ることだと考えられるので全身の改善につながります。
そして、ダイエットにも効果的です。筋肉が柔らかいと基礎代謝が上がり脂肪を燃焼しやすくなります。
股関節のストレッチは腰やお尻、それから太ももなどの大きな筋肉のストレッチも兼ねるため脂肪燃焼度合いが高くなるのです。

足のストレッチをするメリットはまだある!

足組みや片足立ちなどの姿勢の悪さから骨盤が歪んで、筋肉がこり固まってしまうことがあり、股関節周りの筋肉を柔らかくするとしなやかな筋肉が関節の引っ張りを直してくれます。
ストレッチをするだけでも簡単なズレであれば自分で骨盤を矯正できます。
その他には筋肉が柔らかくなることによって血流が良くなります。それで生理痛の緩和を期待できます。生理痛の原因は様々なのでストレッチによってすべてが解決することはありませんか、血行不良からくる股関節の痛みは改善することができます。
血行が良くなることで内臓の動きも活発になりますので正常な卵巣の活動を保ったり子宮の収縮がスムーズになったりするメリットもあります。
また、内臓の活発化は腸にも関係あります。
腸の蠕動運動が良くなり、余分なガスを排出するのを手伝います。
そして胃などの消化器官も元気になりスムーズな便通を促すことができます。
体内から美しいボディラインを作るためにも股関節周りのストレッチは欠かすことはできないと言えるでしょう。
そして美しさといえば美脚効果にも注目できます。
骨盤や股関節の歪みを取り除くことで筋肉のバランスが良くなり、不要なところに不要な筋肉や脂肪がつかなくなります。

足が痛い理由は人それぞれ

股関節は身体の中でも最大の関節であり多大な負荷が加わっているいると言えます。
そのため身体の歪みや障害が結果的に股関節への負荷になってしまい、スポーツはもちろん日常生活の歩く立つ座るといった行為でも股関節に痛みが生じることかあります。
股関節前面の痛みは腸腰筋腱膜炎でその原因は長時間座ったままでいたり突然のダッシュやストップを行ったりすることです。
股関節外側の痛みは転子滑液包炎や外転筋の肉離れで、それが起きやすい行動は下り坂を走ることです。
さらに股関節外側の痛みに追加して股関節がずれるような感覚があるのはバレリーナによく見れることでその原因は大腿筋膜腸筋のスナッピングです。
股関節の外側上方に痛みがあり曲げたり捻ったりすることが困難になる原因は圧迫や外傷によるヒップポインター(骨盤帯の打撲)となります。
スポーツで身体を酷使してオーバーユース(身体の使いすぎ)になると腰が変形して股関節に痛みが出ることがあります。
それらのように日常生活で股関節が痛む場合もあるのですが、特にスポーツで多いのは正しくないフォームで繰り返し運動していることが原因になっていることが多いようです。

痛いからといってストレッチをしないと…

股関節が固くなってしまった下半身は血流が悪くなります。
そのことで基礎代謝も驚くほど低いものになります。
そのため脂肪燃焼効果も下がり思っていないところに脂肪がついていたり形の悪い筋肉が付いていたり下半身だけ太っている、つまり俗にいう下半身太りの状態になってしまいます。
下半身太りで困るのは見た目の悪さだけではありません。
内臓の不調や心臓の負担を招いてしまうことがあります。
それからむくみ。それも基礎代謝が下がったことで起こる問題です。
股関節が固いことによる血流悪化で末端まで健康な血液が運ばれ難くなります。
そのため水分や老廃物が足先に溜まってしまい冷えとなってしまうのです。
また足先の冷えも起こります。
血液循環の悪さは内臓にも影響を与えて、冷やしてしまうのです。
内臓が冷えてしまうと便秘や胸焼けや胃痛といった様々な症状が起こり貧血や手足の震えも起こることがあります。
また冷えによって自律神経が乱れてしまって不眠や食欲不振や生理不順、そして免疫力低下を起してしまいます。そうなる前の予防として股関節のストレッチが大切となります。

ストレッチをして、痛いとこが出やすい足とおさらばしよう

足の付け根部分にある腸腰筋をストレッチすることで反り腰の改善や腰痛や疲労感の解消になります。

そのストレッチ方法を紹介したいと思います。
座って片足を前に出して片膝を90度曲げる片足座りをします。
胸の目の前で手を合わせてまっすぐ伸ばし、足の付け根を意識しながら徐々に上体を前に倒します。
手と頭が一直線になったところで5秒間姿勢をキープしましょう。
足の付け根が伸びていることを確認しながらやることがポイントです。
それから呼吸は止めないように注意します。
それを両足行い、それぞれ3から5セット行います。

股関節を柔らかくするのにお尻のストレッチも有効です。それも紹介したいと思います。座ってから右足を左足にクロスさせます。
両手で右膝を抱えて胸へ引き付けて、その姿勢を10秒間キープします。
足を組み替えて同様に行います。
それから別の方法もあります。
体育座りから両手を背面に置いて上体を支えます。
右足を左足にクロスさせて上体を前に移動させ、その姿勢を10秒間キープします。
足を組み替えて逆も同様に行いましょう。
いずれにしても呼吸を止めないように注意しましょう。

足のストレッチをレベルアップ!

片足ずつ股関節を伸ばすストレッチを三つ紹介します。

一つ目は、両足を開いて膝を軽く立てます。
両手は膝の前に置きましょう。
骨盤を立て、背筋を伸ばし、つま先は外側に向けます。
息を吐きながら右足のかかとを外側に押し出していきます。
膝が内側に入ってこないように手でサポートしてください。
足が伸びきったらつま先を伸ばし、かかとを外側に押し出してから膝を曲げます。
反対も同様に行いましょう。

二つ目は、右足を伸ばし、左足は曲げてかかとを自分の身体につけます。
右手を身体の前において左手を右足の先に伸ばしていきます。
右足の付け根が伸びていることを確認しながら10秒ほどキープします。
反対も行いましょう。

三つ目は、両膝をクロスして膝を揃えて座ります。
お尻が浮かないようにしながら両手を背中で組むようします。
お尻や肩甲骨周りのストレッチになります。

この三つのメニューが違和感なく出来れば、普段の生活で股関節の不調を感じることはほとんど無くなってくるのではないでしょうか。
慣れないうちは無理しないでじっくりと行ったほうが怪我しにくいですから、30秒ずつくらい軽く伸ばす気持ちで行いましょう。
また、呼吸を止めてしまうと筋肉は固まろうとするので、痛いと感じるストレッチほどゆっくり深呼吸を繰り返すようにしてください。
絶対息を止めないようにしてくださいね。

足の状態は股関節次第です

足のストレッチ=股関節のストレッチです。股関節の状態が良いと足先までしっかりと酸素と栄養素を届けられます。また、余分な水分や老廃物を回収することも出来ます。普段の生活で股関節を大きく動かすような動作を当たり前のようにやっている人はほとんどいないでしょう。健康的でキレイな足を手に入れるためにも股関節ストレッチを毎日無理なく続けてみてください。

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