足の指にテーピングをするのは捻挫の予防のためだけでなく、皮膚の保護や外反母趾の防止のためなど様々です。足の指を痛めると歩き方が不自然になりやすく体のバランスを失いやすくなります。そうなるとさらに他の不調を引き起こしたりします。そうならないためにも足の指のテーピングの仕方を覚えておくと良いでしょう。そこで今回は足の指のテーピング法をご紹介したいと思います。
足の指を捻挫したらアイシングとテーピング
足の指の捻挫をしたときは、また腫れてきたときは素早く冷やしてテーピングをして固定をすることがとても重要です。
足の指は長さが手の指とは違い短くテーピングのテープで固定するのは難しいことや、またいつでも持ち歩いているわけではないので代用としてバンドエイドで固定をしてあげることがとても重要になります。
素早く固定をすることによって、治りも早くなります。指の捻挫だからとか足の指をちょっと突き指しただけだから大丈夫だと思いそのまま放置して歩いていると、歩くときのバランスも悪くなったり歩き方が不安定になってしまうためまた怪我をしやすい状態を作ってしまいます。その上、痛みから足をかばって歩いていると今度は腰や膝にも負担が掛かってきて歩き方がおかしな歩き方になってしまいます。たかが指の捻挫だからと安易に考えきちんと処置をしないでいると、早く治るものも治らなくなり痛みは悪化してしまいます。
この事から言える事は、きちんと病院に行き処置をしてもらい安静に過ごすことがとても大切だとわかります。
外反母趾に対する足の指テーピング法
外反母趾の時自分でテーピングをやる人がいると思いますが、その際テーピングテープを選ぶことがとても重要です。理想のテープは、5センチ幅くらいで伸縮性がありまたかぶれにくいものや粘着力が強く素材が薄いものが良いでしょう。
痛みがあるときは、包帯を巻いてから巻くことをお勧めします。包帯を巻くときには、伸縮性のない包帯で4~5回巻いて足背部と足底部に切れ目を入れ、その上からテーピングをしますがその際に親指のところを短めにして、小指側を長くして踵から足の裏にテープを向けながら貼ります。
テープの巻き方として、親指を元の位置に直してあげテープを3等分に切り真ん中の部分を親指の付け根の近くまで軽く引っ張りながら貼ります。
それ以上は引っ張らず親指の下から指を巻きつけますがその時に注意することは、爪にテープが付かないようにします。残りの3等分にした上のテープを親指の付け根に巻きつけ、3等分した下のテープは上の方を通るように巻きます。
次に、踵から貼ったテープの後からまたテープを貼りますがその時、小指を起こしてあげながら貼って行きます。
その次にテープを小指の下から貼り始め、小指の上から巻きつけます。包帯に少し切れ目を入れますが、どこでもいい訳ではないです。切れ目を入れる場所は、甲と指の付け根です。なぜ包帯に切れ目を入れるのかと言いますと体重が掛かったとき少しでも力を逃がすために有効です。
足の指テーピングでパフォーマンスが上がるかも?
テーピングと言えば、怪我をした所を守ったり怪我をしないようにまた、筋肉の疲労を最小限に抑えるために効果的です。
テープを巻くことによって筋肉の疲労感を先に延ばし体への負担も軽くできる可能性があるのではないかと言われています。
もうひとつテーピングテープを巻く事で考えられるのが、筋肉のブレを最低限に抑えタイムを落とさないように助けてくれる長距離ランナーにはとても心強い物と言えます。マラソン選手にとって30キロ地点からが1番辛くなり疲労が溜まりやすくなりますが、テーピングをすることでタイムの落ち込みや疲労感を軽減してくれることから、足の裏にテーピングが勧められています。
また足の裏だけではなく、膝や足首などに貼りますが場所によっては貼り方が変わってきます。よくマラソン選手でみかける、途中で痙攣して走れなくなる人が居ますよね。痙攣を起こしやすい人はふくらはぎやハムストリングスに1本貼ると良いでしょう。足の裏は色んな衝撃を受けやすく衝撃が大きくなればなるほど、疲労も感じやすくなります。
少しでも軽減させるためにもテーピングをすることが大切な役目なのです。ぜひ、上手く活用してテーピング効果でよい結果を出してください。
捻挫をしてしまったら必ず整形外科へ
突き指の症状によっては、すぐに病院に行ったほうがよいケースがあります。
指の形が変形したり不自然な方へ動いたり、関節を曲げることが困難になったりまたかなり腫れたり内出血してるときは靭帯を痛めていたり骨折をしてるかもしれません。
たかが突き指と思い放置しておくと後遺症が残ってしまいますので早めの受診をしてください。
これ以外の症状がなかった場合は、だいたい1週間くらい様子をみてそれでも痛みがとれなかった時は速やかに病院に行くことをお勧めします。
その際は、整形外科に受診してください。
整形外科は、骨折や関節の痛みや抹消神経等の外傷を診てくれます。間違っても整体や針治療院には行かないようにしてください。それと同時に同じ整形外科に行くならば、総合病院が良いです。総合病院は、他の科目もありあちこちの行く手間や時間が省けるので痛みが強いときには楽です。
整形外科での主な診察は、まず触診をして判断が付かない時はレントゲンを撮りその症状によって治療や投薬をしてくれます。誰にでもわかるような説明をしてくれ信頼のできる病院で一日も早く治療をすることが大切なのです。
突き指、捻挫を甘く見ないように
今回のテーマからわかるように、突き指を安易に考えてはいけない事がわかったと思います。それが、足でも手でも同じことが言えます。たかが突き指、たかが捻挫と思っていても実際に病院に行くと自分が思っていたより重い場合があるからです。
まず、怪我をしたときは速やかに応急処置をして病院に行くことの大切さがわかったと思います。放置をすればするだけ完治するのも遅くなります。決して自己判断せずに病院に行くことをお勧めします。テーピングの使い方、巻き方ひとつで筋肉への負担も軽減され、痛みも和らぎとても便利なテープだということもわかりました。
テーピングは、怪我から守り、予防をしてくれる優れものです。
スポーツをやっている人にとってはとても必須アイテムです。
もちろん外反母趾にも有効的です。固定をすることで痛みを軽減してくれます。
怪我をしないのが1番ですが、万が一怪我をしてしまったときはまず応急処置をしてすぐに病院へ行くようにしてください。
まとめ
足の指は手の指と比べて不器用ですが、とても重要な役割を担っています。そんな足の指を普段から労わってあげてください。足指をマッサージすると、体の一番末端の刺激として、血流や神経伝達が促されます。より良い健康状態になるために足指を動かしてください。また捻挫や外反母趾などは必ずしっかりと完治するまで、テーピングやストレッチなどさぼらず、続けるようにしてくださいね。