最近、体の疲れがとりきれないことが多くなっていたり、痛みが長く続いたりしていませんか?
足ツボマッサージは痛いというイメージがありますが、足ツボには自分の体を知る為のサインが隠されています。
正しい足ツボマッサージの方法を知って、自分に合う足ツボマッサージを実践して自分の調子をセルフチェックしてみましょう!
足ツボマッサージは痛いのか!?
足ツボマッサージ、というと痛いイメージを持ち、それだけで敬遠してしまいがちな人って多いかもしれません。
でも少し待ってください。
この記事を読んで、足ツボマッサージのすごさを知ってほしいと思います。
実は足裏には60か所ものツボがあります。
それぞれのツボは体全体の臓器や部位と関連しており、ツボを刺激することによって関連する部位の治療や痛み緩和ができてしまいます。
これは中国では、実は二千年も前から知られている治療法。
古い文献にも足裏診断のことが載っているのです。
では、足裏と全身はどのように対応しているか少し具体的に見てみましょう。
まず、足の親指は頭に対応しています。
続いて土踏まずは消化器官、かかとは膝や座骨などに対応しているようです。
以上のことから、足裏の指を上部にして考えてみると、足裏は体全体の縮小版と言えます。
体のどこかが痛むときに、対応したツボを刺激することによって血行を促進し、痛みを取り除く治療を是非体験してみてくださいね。
足ツボマッサージの種類!台湾式は痛い?
実は足ツボマッサージと言ってもいくつも種類があるのはご存知ですか?
ここではその種類と特質について触れていきます。
種類は四種類を挙げてその違いを少し説明します。
一つ目、イギリス式。
これは、リフレクソロジーに重点を置いたもので、主にリラックスすることが目的のマッサージになっています。
痛みが怖い人におすすめ。
二つ目、ドイツ式。
これは角質ケアやつめのお手入れなども入ってくるものが多く、健康のためというよりは美容目的が重要視されています。
三つ目、台湾式。
こちらは痛みが強いことで有名です。
東洋医学の伝統的な治療法を用いているので、ザ・足ツボマッサージという感じでしょうか。
痛いのが怖い人にはおすすめしにくいですが、効果は絶大です。
そして最後、四つ目、日本式。
こちらは痛みは台湾式ほどではなく、リラックス要素も盛り込んだおいしいとこ取りのマッサージと言えそう。
オイルマッサージなどもあり、おすすめです。
日本人にはこれが一番かもしれませんね。
足ツボマッサージのやり方
足ツボマッサージは自分でできてしまうのが良いところ。
ここではどのようにやれば効果的か、その方法についてお伝えしていきます。
まず、ツボのマッサージに入る前に準備があります。
それは体を温めることです。
そのために足全体のマッサージをしますが、そのマッサージはお風呂の後にすると効果が高くなるでしょう。
では、マッサージを始めていきます。
最初にオイルかクリームを塗っていきます。
塗り方にも少しコツがあります。
指先から、足首にかけて塗り上げるイメージでやっていただくと、血行促進になります。
親指やその他の四本の指をこぶしにした時の第二関節を駆使して、足裏の中心部から外に向かってぐりぐりと回し揉みします。
土踏まずの部分を念入りに揉むイメージで。指部分も根元から念入りに、指先に向かって揉みこみます。
くるぶし周りのほぐしも大切なので忘れずに行ってください。
下から上へとマッサージするのがポイントです。
効果を増幅させるために10回ほど上下させてください。
痛いところは優しく念入りにやってください。
しばらくやると、全体がかなりもみほぐされたのがわかるはずです。
足ツボマッサージで頭が痛い肩が痛い悩みを解消
足ツボマッサージで全身の不調を改善していきましょう。
体の各種症状や痛いところに合わせたツボ刺激の方法をお伝えします。
ツボの刺激方法は指でも専用のめん棒などでもOKです。
まず、頭痛の方におすすめなのが、親指刺激。
親指を刺激することで頭部分の血行が良くなり、頭痛緩和が期待されます。
次に、肩こりや首の痛みで悩んでいる人は、足裏の中央部分辺りを刺激。
実はここには肩や首の凝りと密接に対応するツボがあります。
ですので、ここを刺激するととても効果があります。
足裏にはこのように各種臓器や部位とつながっているツボがあるので、積極的に刺激してください。
実は筆者も神経性の片頭痛に困っていた時に、親指を念入りに刺激し、足全体も揉んでみたところ、かなりの痛み緩和ができた体験があります。
足裏マッサージをしている人はこのような実体験が豊富です。
中には医者に行かずに自分のマッサージだけで治療できてしまった、なんていうケースもあるんですよ。
精神的な症状に効く足ツボ
さて、実は足裏には表面的な痛みや違和感などだけではなく、精神的な症状にも効果のあるツボがあることをお伝えします。
普段からストレスをためやすい方、イライラしがちな方必見です。
ストレスが溜まっていれば溜まっているほど、マッサージをしたら痛いかも!?
このツボ、どこにあるかと言いますと、足裏の真ん中にあります。
その名も「涌泉(ゆうせん)」です。
真ん中には多くのツボがあるのでわかりにくいですから、もう少し具体的にお伝えすると、5本の指をまげたときにできるくぼみ部分にゆうせんはあります。
イライラなどだけではなく、ストレスによる不眠などにも効果があります。
ぐりぐりではなく、じっくり圧をかける刺激がおすすめ。
また、ストレスは胃腸とも密接な関わりがあることから、胃腸のツボ刺激もおすすめです。
土踏まずの刺激です。
体の冷えを感じている人はかかとの刺激も忘れずに。
ここにも腸のツボが。
ここは生殖器も関わっているツボです。
冷え対策としてもツボ刺激、やっていきましょう。
足ツボマッサージの注意点
さて、足ツボマッサージについて触れてきましたが、ここで忘れてはいけない注意点をお伝えします。
自分でできる簡単なマッサージではありますが、知識が浅い中でむやみにやっていては効果が期待されません。
それどころか、返って痛いところがひどくなるなんていうこともあり得ます。
以下のことは必ず守ってください。
食後、30分以上あけてからやってください。
またマッサージ後30分はやらないように。
これは腸への負担が理由として挙げられます。
食事によって腸が刺激されますので、時間をおいてあげる必要があるのです。
マッサージをすると、胃腸にいかねばならない血液が他所にいってしまい、消化の邪魔をしてしまうというわけです。
次に、生理中や妊娠中はやらない、これも大事です。
出血量の過多や、貧血につながることもあるのです。
また、水分補給をしっかりしてからマッサージすると、老廃物がでやすくてさらなる効果が得られます。
自分でマッサージをする方は、以上の点に気を付けて実施してください。
体の負担にならないよう、体のサポートになるよう、楽しく刺激してあげましょうね。
足ツボマッサージは痛いけど効果がある!?セルフチェック法 まとめ
足裏や足ツボの効果を実感できましたか?
足ツボマッサージは自分でやっても効果が感じられます。
実践する前に痛い所の動きを確認して、実践した後に動かすと変化があるかもしれません。
体の不調に悩む皆さんも是非継続してやってみてはいかがでしょうか?