お酒を飲んだ翌日に、目覚めた自分を鏡で見たとき、顔がパンパン!
顔だけでなく、体にもむくみが・・お酒を飲むと体重増加が気になる・・
という方、いらっしゃいますよね。
今回はお酒を飲むとむくむ原因と体重が増加してしまう原因をご紹介したいと思います。
そもそもむくみが起こる原因は?
お酒をたくさん飲んだ次の日は顔や体がむくみ、体重も1~2kg増えてしまうという人は少なくないかもしれません。
むくみや食べ過ぎ・飲み過ぎによる一時的な体重増加は時間が経てば元に戻る事も多いですが、むくみの原因となっているのは血管から染みだした血しょう成分です。
余分な水分が多くなり過ぎると、この組織液が血管の外に出てしまい、むくみとなって顔や体に現れます。
酸素や栄養素は体内に取り込まれると組織液に変えられて体中の組織や細胞へと運ばれていきます。
そして細胞の老廃物や二酸化炭素を回収し、心臓に到着したら血液となってまた循環されていきます。
しかしアルコールの摂り過ぎなどで余分な水分が多くなってしまうと、組織液の巡りが悪くなり、滞った状態となってしまいます。
その結果次の日に起きたら顔がパンパン・・・といった事が起こるのです。
また、筋肉量が衰えている人は心臓まで組織液を循環させる力も弱いため、顔にむくみが起きやすい体質であると言えます。
骨格筋を鍛える事が出来るエクササイズなどをすると良いでしょう。
お酒を飲んでむくみが起こる原因
むくみを引き起こすのは余計な水分ですが、余計に水分を取ってしまうのには理由があります。
アルコールを摂取するとトイレが近くなる人達が非常に多いです。
体内に入ったアルコールを分解する為に、体は多くの水分が必要になります。
アルコールを飲むと水分が頻繁に排せつされてしまうため、たくさん飲んでいると思っていても体はプチ脱水状態となっているのです。
そのため新たにお酒やお茶などを飲むようになりますし、帰宅してから妙に喉が渇いてしまって水やお茶を飲んでから寝るという事にもなります。
お酒を飲んでいる最中のおつまみや料理などは塩分が強い物が多く、〆の一杯と称してラーメンを食べてから帰るという人達もたくさんいます。
塩分は体の中に水分を溜め込む性質がありますから、水分の摂り過ぎと塩分による水分の溜め込み効果が重なってむくみが起きやすくなってしまいます。
お酒を飲んだ時に一緒に食べるおつまみや料理は高カロリーなものも多く、お酒自体もカロリーが高いものがありますから、頻繁に飲みに行くと体重が増えてしまう事もあります。
お酒を飲んでもむくまない飲み方
体重が増えないように普段から気を使っている人でも、どうしても付き合いなどで飲み会などが避けられない場合があります。
お酒を飲んだ次の日に鏡を見てみたら顔がパンパンになってしまっているという人は、出来るだけ早めに顔のむくみをどうにかしたいと思うはずです。
アルコールを飲むと体の中のミネラル分が不足しがちになってしまいます。
そのため、飲み会などでアルコールを摂取する場合には野菜を積極的に食べるようにしましょう。
野菜を適度に摂りながらお酒を飲むと、悪酔いの防止にもなります。
また、お酒を飲む際には緑茶やミネラルウォーターやウーロン茶なども一緒に飲むようにするのがベストです。
こういったソフトドリンクには利尿作用があります。
また、冷たいお酒ばかり飲んでいると体が冷えて内臓にも悪いため、出来ればこういったソフトドリンクはホットにするのがおすすめです。
お酒は寝る3時間前からは飲まないようにする方が良いです。
眠りが浅くなってしまい、次の日のコンディションに影響してしまう事もあります。
運悪く顔にむくみが出てしまった場合は温かいタオルと冷たいタオルを交互に4回~5回あてて血流の促進を促し、カリウムが多い食品を食べましょう。
むくみが原因で体重が増えてしまった時の対処法
むくみは血流が滞っている事で起きますから、血流を良くしてあげればむくみの解消がそれだけ早くできる可能性があります。
体内でこういった代謝がうまくいかなければ、むくみだけではなく体重の増加につながってしまうなど、様々な不具合を生み出してしまいます。
朝起きた時にお風呂に入るのはむくみ解消に良いと言われており、温かいお風呂に浸かった後に冷水を浴び、再び入浴してから冷水を浴びる・・・と繰り返すと、普通に入浴するより血のめぐりを良くさせることが出来ます。
また、お酒で失われたミネラルと、余計な塩分を排出してくれるカリウムを摂取するのも飲み会後のケアとしておすすめです。
ハト麦茶や黒豆茶、コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・青汁などを積極的に摂ったり、アボカドやバナナや緑黄色野菜を朝食に取り入れてみましょう。
アルコールの摂取で体が受けたダメージをなるべく早く修復させたいのであれば、ミネラルなどの補給もしっかりした方が良いでしょう。
飲んだ後にこのような対策をしておく事で、健康的な体を維持する事にもつながります。
むくみはそんなに感じないのに、体重が増える原因は?
アルコールを分解するために非常に重要な臓器は肝臓です。
肝臓は普段から脂肪なども分解してくれています。
アルコールは糖質や脂質よりも優先的に体内で処理されます。
そのため、脂質や糖質は分解が後回しとなってしまいます。
飲み会続きで体重が増えてしまったと嘆いている人の場合、次から次へと飲むアルコールの分解で、肝臓が糖質や脂質の分解にまで手が回らず、肝臓が疲弊してしまうという事もあります。
その結果糖質や脂質が燃焼されないまま体内に脂肪として残ってしまうのです。
また、肝臓はアルコールを分解する際に中性脂肪の合成を促進します。
肝臓で作られてしまった中性脂肪は体脂肪率の増加へとつながっていきます。
お酒を摂取する時は体への影響を極力少なくさせる事が肝心ですが、これは本人の嗜好やその場のノリなども絡んでくるため、あまり容易な事ではありません。
体重増加やむくみが極力起きないようにするには、糖質が多いビールや日本酒をほどほどに抑えなければなりません。
しかし糖質を気にするあまり、ほとんど摂らないと今度はアルコールが効率よく分解させる事が出来なくなってしまいます。
非常に難しいところですね。
お酒で体重増加!飲んでも太らないようにするには?
お酒を飲んでむくみが出たり体重が増えたりしたくないのであれば、飲み過ぎ・食べ過ぎに注意しなければなりません。
雰囲気が良い居酒屋も多いですし、居酒屋メニューは食べる事が大好きな人にとってはたまらない料理も多いです。
お酒にしても料理にしても、非常に誘惑が多いですから、ある程度は自分でブレーキをかけなければダラダラと飲み食いしてしまいます。
お酒を飲む場合、純アルコールに換算すると20g程度が適量だとされており、日本酒の場合は1合、ワインの場合は180ml、ビールは500ml位がベストだと言われています。
これだけでは少々物足りないと思う人もたくさんいると思われます。
どうしても我慢できない場合は、ビールは最初の一杯だけにして他のお酒を飲んだり、焼酎は水割り・お湯割りで薄めて飲むといった工夫が必要です。
また、ウイスキーは糖質ゼロのお酒なので、こういった種類のお酒を選ぶようにするといった事も有効な手段になります。
また、飲んだ次の日を休肝日にするのも大切です。
疲弊した肝臓を癒すためにも休肝日はしっかり作るようにしてください。
また、お酒を飲む場合はピザやパスタといった炭水化物を一緒に食べないようにする事が肝心です。
野菜や鳥のささみなどのヘルシーなものを多く摂りいれましょう。
揚げ物よりも焼き物が望ましいですし、あまり塩辛いものは避けるのがベストです。
お酒はほどほどに!
いかがでしたか?
お酒が好きな人は、飲みすぎてしまいがちで、その場が楽しいと、ついつい飲みすぎて、むくんでしまったり、気付いたら体重が・・といったことに。
自己嫌悪に陥ってしまう前に、自分のお酒の飲み方を見直して、改善していくといいですね。
せっかく楽しいお酒の席なので、後々後悔しないようにしたいですね!