小顔はだれでもあこがれますよね。小顔整体を謳っている整体院も多いです。顔は本来の形は決まっています。それ以上は整形でもしないと小さくなりません。ですが、整体で自分本来の顔を手にすることは出来ます。今回は自分で小顔整体をやってみたい方のために、やり方や効果をまとめたいと思います。
小顔整体とはどんなこと?
最近人気の美容法に、小顔整体があります。興味はあるけれど、実際に効果はあるの? と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、小顔整体を行っているのは国家資格のないエステサロンや整体のサロンなどが多いですね。
実際のところ小顔整体には、効果はあるようです。けれど、その効果が持続するのか? それが知りたいところです。
身体の矯正もそうですが、一度歪みを正しても、日常生活のクセなどで、もとに戻ってしまうのです。
結論から言ってしまうと、定期的に続けていると効果を保つことが期待できます。
さて、それでは小顔整体では実際にどのようなことが行われるのでしょうか。
私たちの顔=頭がい骨は、23個の骨からできています。これらが複雑に組み合わさっているのですが、加齢や、例えば、歯の噛み合わせ、うつぶせ寝、肘をつく姿勢なによって歪みが生じてしまいます。骨と骨との継ぎ目がゆるみ、リンパ液や水分が滞ってしまうのです。
この歪みを正すことで、リンパの流れがよくなり、体内の老廃物が排出されやすくなります。骨の歪みを正すことで骨格自体が大きく見えていた人も、骨が内側に収まってキュッと小さくなることが期待できます。
同時に顔の筋肉もマッサージされます。筋肉がほぐれると、リンパ液の流れがスムーズになり、むくみがとれてきます。水分やリンパ液が溜まって大きく見えていた顔が小さくなる=小顔になるのです。
小顔整体の流れと価格
小顔整体が受けられるサロンは多くありますが、東京の整体と美容サロンでの平均的な回数や施術方法を見てみましょう。
整体では、初回から3回目までは1週間おきに。その後は月に1度が多いようです。初回はカウンセリングを行い、悩みやアレルギーの有無、顔の歪みをチェック。顔にクリームやオイルを塗って、リンパや筋肉のコリをほぐし、頭部や顔の骨を整体で整えます。
半分が終了した時点で左右の違いをチェックさせてくれるところも多いようです。
最後はホットタオルなどでクリームやオイルをふき取って終了。
金額は1回5000円前後から、1か所4万5000円を超えるところもあります。
一方、ほとんどの美容サロンでは女性スタッフが施術を行っています。
クリームやオイルも肌に良いものが使われていて、美肌も同時に期待できます。
5回コース、10回コースなどがあり、月に1度のペースで勧めているところが多いようです。
肌体質などのカウンセリングからはじまり、クレンジングで肌状態を確認。フェイスマッサージでリンパ液や老廃物を流していき、首からデコルテ、鎖骨周りのコリをほぐし、さらに老廃物を流していきます。
最後は、肌体質に合わせた仕上げのパックで終了です。
料金は1回5000円前後から4万円以上などさまざまです。
期間限定やおためしなどで2000円ぐらいから体験できるところもあるので、電話などで確認してから出かけてみてください。
自分でやってみよう!小顔整体
憧れの小顔になるために、注目されているのが、セルフでできる骨気(コルギ)という手技です。
タイプ別に自分でできるセルフ骨気の方法を見ていきましょう。
○頬肉が垂れ下がって顔が大きく見える
頬の筋肉が垂れていると老けて見られがちです。頬骨の下の部分のくぼみに指をあてて指圧してみてください。強い痛みを感じたら要注意。コブシを作って、指の第二関節部分を頬のくぼみにあて、円を描く様にマッサージしてみてください。筋肉がほぐれ、血流もよくなって頬のハリがもどってきます。
○エラが張っているために顔が大きく見える
エラが張っているのは骨格だからとあきらめていませんか? エラの張っている上部、耳を引っ張って痛みがあったり、余分な脂肪がついていたりしませんか。耳の下部分にコブシを縦に置き、そのまま円を描く様にマッサージします。その時、下に向かって首元までコブシを下していくのがポイント。こうすることで、リンパに溜まった老廃物が流れ、フェイスラインまですっきりとして小顔に見えやすくなります。
○目元がむくんでいるために顔が大きく見える
目元は強い印象を与える場所です。ここがむくんでいるだけで、顔が大きく見えてしまいがちです。両手のコブシを眉の上に置き、上下に動かして刺激を与えてみましょう。額を刺激することで、目元がスッキリし、顔全体のむくみ解消にも効果が期待できます。
自分で毎日小顔を目指してできること
小顔になるには、毎日の生活を少し意識するだけでも効果があります。
例えば、普段からよく笑う、口を大きく開けて話す、表情を豊かにするなどです。
「笑いじわがつくからちょっと…」といってあまり笑わないようにしている人がいるようですが、それは大きな間違い。筋肉は使わなければ衰える一方です。
よく笑い、表情が豊かな人は、明るく、健康に見えます。一方笑わない人は、無表情でとっつきにくい印象を与えてしまいますね。
表情を豊かにすることは、小顔になる以外にもメリットがたくさんあります。
簡単に日常使うもので小顔ダイエットもできます。
歯ブラシでできる方法をご紹介しましょう。
やり方はとても簡単。まず、エラの筋肉を歯ブラシのグリップ先端でやさしくほぐします。次に、口の中から、頬の内側を押します。奥歯のあたりにグリップをあて、頬を引っ張るように持ち上げる→下すを10回ぐらい繰り返してください。
口の周りの口輪筋を鍛えることもできます。歯ブラシを床と平行にくわえ、口角を引きます。これだけです。これを朝晩3セットぐらいずつ行いましょう。
口の中から刺激する、斬新な小顔ダイエット法です。
自分でやる上での注意点
○寝起きすぐのマッサージ
朝は体温が下がっていて血行もよくありません。そんな時は、ホットタオルやお湯を張った洗面器をつかってスチームサウナを。首・顔をしっかり温めてからマッサージするようにしましょう。手浴もおススメです。
○方向が大切
顔の筋肉の走行は複雑で、方向を間違えるとせっかくのマッサージの意味がないこともあります。筋肉の繊維に対して直角にマッサージすることで、よりコリがほぐれ、小顔効果も期待できます。
ここでは3箇所のマッサージ方向をご紹介します。
1 フェイスライン
あごの先から耳に向かって。上方向に
2 頬
耳たぶから小鼻に向かって。ジグザグを描くように
3 おでこ
横方向に(意外ですが、これがおススメ。こめかみも同様です)
○化粧水でマッサージ
肌が乾燥しているとシワの原因になりますが、化粧水のみでも危険です。クリームなど油分を含むアイテムを使用しましょう。
○首への流しを意識して
小顔の大敵、むくみの原因である水分や老廃物を流してくれるリンパ管や静脈は、首に集結しています。鎖骨に向かって下すように流し、鎖骨は中指、もしくは薬指でポンポンと押します。3秒押して、パッと手を放す動作(エステ業界でポンパージュといいます)で刺激することで、リンパの流れが促進されます。マッサージのあとも、白湯を飲んだり、体を冷やさないようにすると、より効果が期待できます。
姿勢が悪いと小顔にはなれません
そんなに顔の大きさは変わらないのに、どうも顔が大きく見える、そんなお悩みはありませんか?
首が前に突き出るほど首周辺の筋肉が凝り固まって、顔がむくみで大きくなっているかもしれません。
スマホやPCを見るとき、背中を丸めていませんか?そしてその姿勢で長時間同じ姿勢をとっていませんか?
長時間同じ姿勢をとり続ける→筋肉が凝り固まり動きが鈍くなる→姿勢が癖になる→首だけ前に向けるようになる→大きく見える顔の出来上がり。
この危険な姿勢、今増えている「ストレートネック」の一因といわれています。こんな悪い姿勢の解消法を簡単です。
背筋を伸ばし、頭頂部がつられているように、もうこれ以上いかない、と思うぐらいまで首を上へ上へと伸ばしてみてください。
最低一時間に1度は休憩して、首をぐっと上に伸ばしたり、ストレッチしたりして首周辺の筋肉が凝り固まらないようにしましょう。
スマホを見るときは、目の高さまで持ってくるようにして、顔が下がらないようにしましょう。
この2点を意識することで、ずいぶんと顔がスッキリしてくることを実感すると思います。
小顔になるためには努力あるのみです
他人に小顔にしてもらえれば、それはそれで楽ですが、お金がかかって仕方ありません。顔の作りを理解して、毎日小顔になる努力を積み重ねれば、だれでも本当の自分の顔になれるはずです。それよりも小顔になるには骨格を削るしかないので、あまりオススメはしません。引き締まった顔は健康的で美しく見えるものです。頑張って自分本来の顔を取り戻してください。