顔の整体で歪みを矯正。これだけでホントに良くなるの?

最終更新日:2023/01/19

顔が左右違って見えるのは歪みのせい。そう思って整体で顔のバランスを整えてもらうのは効果的なのでしょうか。顔に歪みがある人は頬杖ついたり、偏った噛み癖があったりしませんか?もしかしたら、顔ではなく他の部分が歪んでいるかも。
今回は顔の歪みについて、様々な情報をまとめてみました。

整体する前に顔の歪みチェック

鏡を見たり写真を撮ったりしたとき、ふと『歪んでる?』『顔の右左が別人?』と思った事はありませんか?
左右対称の整った顔は、美人に見える条件ですよね。
出来る限り顔の歪みを治して美人顔になりたいですよね。

まずは現在の自分の顔がどうなっているのか、どの部分が歪んでいるのかをチェックしてみましょう。
まず、顔の正面からまっすぐ写真を撮ります。
カメラをどこかに置いてタイマーで撮ったり、若しくは誰かに撮ってもらいましょう。
デジカメでもスマホカメラでも大丈夫です。
その画像に線を引くためにパソコンにデータを移したり、プリントアウトしてください。定規のような真っすぐが確認できる、ある程度長さがある物を用意してください。
準備できましたら、以下の2点または3点をそれぞれ結ぶように、定規などを当ててみましょう。

①左の眉尻ー右の眉尻
②左の目尻ー右の眉尻
③左の口角ー右の口角
④左の頬骨の一番高い部分ー右の頬骨の一番高い部分
⑤おでこの真ん中ー鼻の頭ーあご先
(この3点を結んだ時に、左右の顔の幅が同じかどうかもチェック)
⑥上の前歯2本の中心ー下の前歯2本の中心

つないだラインの高さ・位置が違っていて、斜めになっていたら顔の歪みがあるということです。
また、⑤の顔の左右の幅が違うと、顔全体のバランスが歪んで見えてしまいます。
これも併せて確認しましょう。
左右どちらかの口角や頬骨が上がっているなど左右非対称になってしまっている方は非常に多いのではないでしょうか。

顔の歪みのNG行動

顔の歪みの多くは、日常の中で無意識にやってしまう行動などの生活習慣が原因であることが多いです。
以下の行動は、顔の歪みを引き起こしますので、やってしまっている方は日々意識して控えるように心がけましょう。

①同じ手ばかりで頬杖をついてしまう
②同じ方ばかり足を組んだり、床に横座りしてしまう
③立っている時に左右のどちらかの足に重心をかけてしまう
④猫背・姿勢が悪くぽっこりお腹になっている
⑤食事の時に左右どちらか片方で噛む癖がある
⑥カバンをいつも同じ方に持ってしまう
⑦寝る時に同じ方を下にして寝てしまったり、うつぶせでいつも同じ方に首を向けてしまう

当たり前のことですが、左右どちらかの顔や身体ばかり使ったり重心をかけたりすると、左右のバランスが必然的に崩れて顔や身体に歪みが生じてしまいます。
つまり、顔だけが歪んでいることはなく、全身が歪んでいるのが当然と考えてください。そうならないためにも食事の時は左右どちらも均等に使って噛むようにしたり、カバンは右でも持つようにしたり、両肩に掛けるリュックを使うのも良いでしょう。
また立っているときも、座っているときも、足やお尻に左右均等に体重がかかるように意識してください。
無意識に続けてきている癖が多いと思いますが、顔の歪みを悪化させないために、日ごろから意識するようにしてください。

整体は顔だけでなく全身の歪みを矯正

小顔矯正とか小顔整体と謳った顔専門のお店がありますが、顔だけ歪みを矯正しても身体に歪みがあるままですと、またすぐに顔が歪んでしまうことは目に見えています。
ですから、顔専門だけに行くのではなく、行ったら身体の整体も利用して全身の歪みを無くすようにしていきましょう。
歪みの根本原因は先ほどのNG行動にあると思いますが、実際身体にはどのようなことが起こっているのでしょうか?
片側で頬杖をつくと、背中が傾きます。
足を組むと左右のおしりの接地圧が変わり腰が傾きます。
右足に重心を掛けて立つと右に倒れないように上半身は左に傾きます。
左アゴで噛み続けると思い頭が左に傾き、倒れないように上体を右に傾けます。
このように左右に倒れないように身体は上手くどこかでバランスを保とうと修正します。すると、そのために左右の筋肉の緊張具合に差が出てしまい、縮んだ方は硬くなりやすく、伸ばされた方は収縮が弱まっていきます。
このようにして左右の筋肉のパワーバランスに不均衡が生じ、身体の歪みとして現れてしまうのです。
つまり右利きだからといってなんでもかんでも右手で作業を行うと左手を使うことなく弱くなり、左右差が生まれます。
ですからほとんどの方に歪みが生じやすいのは当たり前なのです。
こういった左右の筋肉の付き方、張り方を確認し修正していくのが、読んで字のごとく『体を整える』整体の施術ということです。
整体を試すのであれば、全身チェックが欠かせません。
一度で全身のバランスは戻せません。
何度か足しげく通うことで少しずつバランスの取れた身体にしていくことができるのです。

整体にいかなくても自分でストレッチ

整体に行けば自分の身体のどこに問題があり、どうしたら良いかアドバイスがもらえるはずです。
ですから一度は行ってみていただきたいのですが、バキバキってされるかもしれないから怖くて行けない、仕事が忙しくて行けない、お金がないから行きたくてもいけないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方々は自分で何とかするしかありませんよね。
まずは自分の身体の歪みチェックを顔と同じようにやってみましょう。
全身の写真を撮ってください。
①左右の肩の高さ
②左右の手首の位置
③左右の腰骨の高さ
上記を線で結んで傾いていないかチェックしてください。
違いがあれば間違いなく歪んでいます。
もし、全身写真を撮れなくても、靴の裏のすり減り方を見てみたり、目をつぶって30秒くらいその場足踏みをしてみても確認できます。
ご自身の重心が乗っかっている方に変化がみられると思います。
重心がずれているということは、そのずれた方向に倒れないように筋肉が支えるように頑張っているはずです。
右に重心が乗っている方は、右のおしりや太ももが硬く張っていませんか?
もしくは上半身を左に傾けてバランスを取っているため、ひだりの腰や背中が張っていませんか?
このように身体が歪んでいるということは筋肉に負担をかけているということなのです。骨をバキバキっとするのではなく、硬くなった筋肉を緩めて、弱った筋肉を鍛えなおすことが歪みを無くす最適な方法ということです。
そのためには様々なストレッチやエクササイズをして自分が左右対称に伸ばしたり、動かしたり出来るのであれば、整体に通う必要はないですよね。

バランスの良い身体の使い方を心がけよう

整体でバランスを整えてもらった、もしくは自分自身でバランス良くストレッチやエクササイズを続けたとなれば、歪みはかなり無くなっているはずです。
そうなったら、あとはその身体を長く保っていくことが大切ですよね。
折角お金をかけて整体に通っても、地道にストレッチを続けても、普段の身体の使い方が悪いままだったり、さぼり癖がついてしまうとその努力が水の泡となって消えてしまいます。
そんな悲しい思いをしないためにも、普段からバランス良く身体を使うことを念頭において行動しましょう。
先ほど説明したNG行動は勿論のことですが、次にあげるようなことにも注意しましょう。
・テレビの位置がソファーに対して右側左側にある
・掃除機をかける、雑巾で拭くときいつも利き手を使う
・電車に乗るといつも同じ手でつり革をつかむ
・車の運転でアームレストに肘を置いてしまう
・スマホは利き手でないと操作できない

挙げれば切りがありませんが、繊細な作業以外は利き手でなくても問題なくできるはずです。
右手も左手も同じ構造をしているのですからね。
これを機に両利きを目指してみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ【顔の整体で歪みを矯正。これだけでホントに良くなるの?】

顔の歪みは毎日鏡を見ていれば気になるところではあります。
そして、毎日見ているとそれが普通になり仕方ないと最初から諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
一度整体を受けて自分の身体のバランスの悪さを知ったら、それからの行動にも変化が出るかもしれませんね。
今回の記事がそんな方々に役立てばうれしい限りです。

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