風邪症状で薬を飲んだ後に手足の痺れが!考えられる原因は?

最終更新日:2023/01/05

皆さんは風邪をひいたと思ったらどう対処しますか?
風邪薬に頼る方も大勢いらっしゃると思います。
手軽に飲める風邪薬ですが、実は手足の痺れがでるなどの副作用を伴う事があるとされています。
今回は、なぜ手足の痺れがでてしまうのか、副作用が現れやすい成分、早く元気になる為の風邪の治し方と、やってはいけない風邪の治し方をご紹介をさせていただきます。

風邪薬の副作用で手足の痺れが出る理由

風邪をひいてしまった時に風邪薬を飲む方が多くいますが、実は風邪薬には副作用が出る場合があります。

例えば、手足の痺れなどが現れる場合です。

これは、風邪薬に含まれている抗ヒスタミンが原因によることが多いです。

抗ヒスタミンは、風邪の症状を緩和するだけではなく、花粉症やアレルギー症状にも有効に働く優れた成分ですが、その一方で、自律神経の交換神経を刺激する副作用があり、交換神経が過剰に動くと血管が収縮して、血液の流れが悪くなる場合があります。

そうした場合、神経が酸欠不足に陥り、しびれの副作用が現れてしまいます。

風邪薬を飲んだ場合の副作用は、大体服用してから一週間以内に現れる傾向がありますが、人によっては、2週間ほども痺れが取れなかったという人もいるのです。

ですから、風邪薬は、鼻水・発熱・頭痛・喉の痛みなどを改善するには効果がありますが、風邪薬の副作用により自律神経が乱れてしまった場合、人の体や心を常に緊張状態にし、手の震えや痺れが現れるので、服用には注意が必要です。

風邪薬で手足の痺れが出る副作用と原因になりえる成分

副作用を避けるために、事前に風邪薬についている添付文章を良く読み、どんな副作用があるのか、風邪薬にはどんな成分が含まれているのかをしっかり見ておくとよいでしょう。

風邪薬の成分で、特にコデインリン酸塩水和物(震えのみ) 、ジヒドロコデインリン酸塩(震えのみ) 、dl-塩酸メチルエフェドリン(震えのみ) 、あるいは d-クロルフェニラミン マレイン酸塩(しびれのみ) は、手の痺れなどの副作用が出やすい成分です。

コデインリン酸塩水和物は、咳を止めるための成分ですが、長期間服用したり、急に服用をやめたりすると、手の震えや吐き気などの副作用が起こります。

また、ジヒドロコデインリン酸塩は、下痢を止める効果がありますが、副作用で腹痛、吐き気、手足の痺れなどが現れます。

また、dl-塩酸メチルエフェドリンは、咳を出にくくする成分で、副作用が現れることは稀ですが、無くはないです。

そしてd-クロルフェニラミンマレイン酸塩は、鼻水や鼻詰まりを良くする薬の成分ですが、副作用で眠気、便秘、手足の痺れなどがあります。

副作用を避ける為にも、事前にこれらの成分が風邪薬に含まれているかどうかチェックしてみてください。

手足の痺れを含む風邪の症状

風邪をひいた時の症状は、発熱や頭痛や鼻水などがありますが、関節痛も良く起こります。

この、体の節々が痛む原因は、身体が病原菌を追い出そうとして免疫機能が活性化することによって起こると考えられています。

この免疫機能が分泌する物質が過剰に作られすぎると、内臓の働きを低下させる場合もあるのです。

そして、それを防ぐために、体は別の新な物質を分泌しますが、その物質が体に痛みを発生させているのです。

また、風邪の症状で、手足の痺れもありますが、この症状と似ている病気でインフルエンザ、またはギランバレー症候群という病気があります。

この病気は運動神経に障害が起きて、手足に力が入らなくなってしまう病気です。

ギランバレー症候群の初期症状は、風邪やインフルエンザの症状とも似ていて、発熱、関節痛、または下痢などが起こるのです。

この病気は遺伝することはありませんが、重症化すると手足の痺れや呼吸器障害を発症して呼吸困難を引き起こしてしまう怖い病気なのです。

風邪をひいたときに手足の痺れが長引くような時は、自己判断はせずお医者さんに相談してみましょう。

風邪の治し方!

風邪をひいてしまった時に風邪薬を飲む方が多くいますが、実はこの時期に逆に強い薬などにより炎症反応を抑えて、かえって風邪を重症化させたり、長期化する恐れがあるのです。

また、注射を打つなどして、この時期を乗り切ったりすることは危険なことです。

身体が弱っているところに細菌が感染してしまい、かえって風邪をこじらせてしまい、重症化して手足の痺れなどを招く可能性もあります。

風邪をひいてしまうと、38度以上の発熱もあり、咳や鼻水も出続けているのであれば、思い切って数日間仕事も休んでみましょう。

実は、風邪をひいた時は、ゆっくり休んで十分な睡眠をとることが回復する為に一番いい方法なのです。

元々、普段の生活の中で無理をしてしまっていたのかもしれません。

思い切って、十分に睡眠をとることで免疫機能を高め、3日もすれば治っていることでしょう。

また、この時期しっかり水分を補給することも大切です。

しっかり水分補給を行い、ウイルスを咳や痰、鼻水として排出させるのです。

しかしながら、しっかり睡眠を取っても、まだなお風邪が長引くようであれば医師の診察を受けることをお勧めします。

注意!してはいけない風邪の治し方!①

風邪をひいてしまった時に,意外と勘違いした治し方を実行している人がいるので注意が必要です。

例えば、風邪をひいている時にしてはいけないことの一つに、分厚い服や布団でくるまり暑がっているのにさらに汗を出して熱を下げようとする方法です。

これは、体内の熱が放散できずこもってしまい、体力を消耗させてしまい危険です。

また、解熱剤を使って熱を下げると自然と汗をかきますが、無理に汗をかかせても熱は下がらないのです。

熱があって暑がっている時は、薄着を心掛け体温を下げるようにしてあげてください。

また、汗をかいている場合は寒気がまた襲ってくるので、こまめに新しい服に着替えるようにしましょう。

寒気がある場合は、布団などで体を温めてあげることは大切ではあります。

ぜひ、毛布や電気毛布などで体を十分温めてあげてください。

また、風邪薬をすぐに飲む人もいますが、これもお勧めできません。

むしろ副作用により手足の痺れが見られたり、症状が悪化してしまう可能性もあるのです。

もしただの風邪ではなく、インフルエンザだった場合も、症状を悪化させてしまう可能性があります。

実は、咳、鼻水、熱などの風邪症状はウイルスを除去するために必要な症状でもあるのです。

注意!してはいけない風邪の治し方!②

風邪を引いたときに病院へ行き、お医者さんから抗生物質を処方されることも多いと思います。

お医者さんがこの抗生物質を処方する理由は、ウイルスにより粘膜が正常に機能せず、細菌感染を起こして風邪が重症化してしまうのを防ぐ目的があります。

風邪をひいた時に手足の痺れなどの症状が現れる場合がありますが、このような場合にも抗生物質は効果があるでしょう。

また、風邪の治し方で意外と風邪をひいた時はお風呂には入ってはいけないと考えている人が多いです。

しかし、37.5度程度の熱しかなく、比較的元気であれば、ぜひ入浴してみてください。

お風呂に入ることにより、湯気で加湿が行われますし、汗を洗い流してさっぱりし質の良い睡眠につながります。

ただ、湯ざめすると危険ですので、すぐに服を着て入浴後はすぐに布団に横になって安静にしてください。

また、熱を下げようとアイスノンなどを頭や額に使用する人が多く見られますが、熱を下げるためには、脇の下や股の間、または背中などを冷やした方が効果はあります。

風邪薬に頼らず、自分で出来る治療法で元気になろう!

いかがでしたでしょうか?

手軽に使える風邪薬はとても便利ですが、怖い副作用が出ることもあるのですね。

風邪は、ひきはじめと治りかけが大切です。

薬の力を過信せずに、自分でてきる風邪の治療法を実践してみましょう!

また、「疲労」「睡眠不足」「乾燥」「寒さ」「温度変化」に気をつけて、風邪予防をして下さい!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です