風邪で病院を受診するとかかる料金で、損をしないポイント!

最終更新日:2023/01/21

季節の変わり目や、寒い季節は、体調を崩しやすい時期です。
慢性的な疲れで抵抗力が弱っている時や、ちょっとした気の緩みから、風邪をひいてしまうことも。

風邪は、ひき始めが肝心で、早めに治療しておきたいものですよね。

でも風邪をひいてしまった時、病院を受診しようか市販薬を買おうか悩むと思います。

医療費といえど、料金が安く済んだ方が良いですよね。

今回は、病院でかかる料金で損をしないポイントについてお話します。

風邪で病院の内科を受診する料金と市販薬ではどちらが得?

「風邪をひいたくらいで病院なんか行ってられない、薬飲んで寝ていれば治る」…良く耳にするセリフですよね。

確かに時間的な制約がある方は、こうなると思いますが、料金はどうでしょうか?
比べてみたいと思います。

まず市販されている総合感冒薬(風邪薬)の場合は約3日分で1,500円前後で、1日2回とか3回とか差はありますが大方この程度です。
一方病院に入った場合、最近のある方の例によると診察代が約1,000円、薬代が約3~4日分で1,000円の合計2,000円程度だったそうです。
医師の診断+処方箋代でこの金額という事になります。

市販薬よりは少し高くなりますが、病院に通って医師からの処方の場合、症状に合わせて熱や咳止め、くしゃみに鼻水、腹痛の薬まで種類も様々です。
また最近はジェネリック医薬品の様な安価な物もありますので、薬代だけならもう少し安くなります。

1回で治らず3,4日後にもう一回病院に行ったとしても、診察代は初診の半分程度ですから、薬を出してもらったとしても、今度は市販の風邪薬代とほぼ変わりません。

病院の医療にかかる料金を減らすポイントは?

突然ですが、初めて病院に行った時に払わなければならない初診料金は病院側が自由に決めて良い事を知っていますか?

どこの病院でもという訳ではないですが、ベッド数200以上の病院はそれが許されています。(紹介状が無い場合)

この初診料は平均すると2,000円程度で、高いところは8,000円程度にもなるそうです。
ちょっとした風邪などの軽症でこの様な大病院を利用するのは、経済的な無駄が大きいという事ですね。

その点近所にある病院なら、特別な紹介状なども必要ありませんし、初診料は一律2,820円と決まっています。
金銭的な面だけでは無く、普段から通っている事で体調も把握してくれていたり、いざという時には症状に合わせて専門医を紹介してくれるなど、患者に寄り添った治療をしてくれます。
この様な「かかりつけ医」を持っておくと何かと助かるでしょう。

また安易にかかりつけ医を代えるのは良くありません。
初診料の問題もありますし、また一から同じ様な事をやり直すだけで大きな変化が無い場合がほとんどです。

もしやむを得ず転院をしなければいけない時は、紹介状を書いてもらいましょう。
特別初診料を取られなくなりますし、症状や治療法などが転院先に伝わるので引き継ぎもスムーズです。

病院の時間外受診が割増料金になる?

まず夜間や休日に診療を受けると診察料に加算されます。
ここでは、時間的な問題で夜間や日曜日にしか診察を受けれない方がいる事は理解した上で話を進めます。

まず平日の夜間に診察をしてくれた場合、初診であれば基本的に850円の上乗せになります。
それから日曜や祝日になると2,500円の加算で、更にこれが22時から朝の6時になると4,800円に跳ね上がります。
そして調剤薬局で薬をもらうだけでも同様の加算があります。

もちろん不慮のけがや、急病なら仕方ありませんが、これを聞くとちょっと考え直したくなりませんか?

また早朝や深夜、祝祭日を診療時間内にしている病院だったとしても、時間帯によっては特別初診料金が上乗せされたりします。(500円程度)

病気やけがは命に関わる大切な事ですから、確かにお金の問題だけでは済まされません。しかしこれだけ違いが出てくるとなると、金銭面も見逃せなくなってきます。
風邪くらいであれば、会社の近くの病院で診察を受けるとか、半日だけ休暇を取るなどして、極力平日の昼間に受診された方が賢明ですね。

意外に高い?子供の病院でかかる料金は?

最近は子育て支援の一環として、お子さんの医療費を負担する自治体が増えています。
その為、親御さんは病院で支払う受診料金が少なかったり無料だったりするので、お子さんの医療費は安いと思われているかもしれません。

しかし実際には大人と変わらない位の医療費は掛かっており、その大半は保険で支払われているのです。

ではなぜ子供の医療費が高いのかという事ですが、6歳未満のお子さんの医療費には加算されてしまう物があるからです。
なんと初診料ですら750円の加算が付きますので、通常であれば先ほど示した通り2,820円ですから、6歳未満の乳幼児は3,570円掛かるという事です。
もちろん風邪などの軽症でもこれだけ掛かるという事ですね。

その他、心電図や脳波などの生体検査も乳幼児加算の対象です。
また時間外や祝祭日の時間外加算も乳幼児の場合はおおむね高額で、大人の1.5倍前後が加算されています。

しかし上記の金額が丸々掛かるわけでは無く、この金額の2割が自己負担となり、残り8割を協会けんぽや国保などが負担しているのです。

風邪のひき始めは薬に頼るのではなく症状を和らげるツボの刺激を!

風邪を引いて病院に行くと、思わぬ高額の料金がかかるという事を説明してきました。

それならば病院に通わなくても良い方法も考えたいところです。
自分でも予防したり、症状を和らげることが出来たら、大分助かりますよね。

そこでオススメしたいのが、風邪に効くツボです。

まず「合谷(ごうこく)」と「感冒点(かんぼうてん)」ですが、合谷は手の甲の親指と人差し指のつけ根のところにあり、感冒点はその真裏の手のひら側のツボです。
それなので反対の手の親指と人差し指で、2つのツボを挟むようにしてもむと効率よく刺激できます。

このツボは緊張感を和らげ、声も良く出るようになるので、のどを労わらなければならない職業の方にもオススメです。

続いては「風府(ふうふ)」というツボです。
ここは初期の風邪の症状はもちろん、頭痛や肩こりにも効くツボです。
後頭部と首の付け根にあります。
親指で上に押し上げる様に揉みます。
この動作を20~30回繰り返して下さい。
頭がすっきりして、肩こりも和らぐはずです。

風邪で病院に行く前にできること!風邪を治す栄養素を持つ食材を摂ろう!

風邪の引き始めなら病院に行って高い料金を支払うよりも、まずは食事で治していけると思います。

まず風邪を治すには、ウイルスを撃退しなくてはいけません。
ウイルスと戦う為にはエネルギーの補給が不可欠なので、たんぱく質や炭水化物をしっかりと摂ります。

風邪の時は食欲が無いですし、ウイルスが腸に入ってしまう為、お腹が痛くなります。
となると必要なのは、消化が良く、のど越しの良いうどんやおかゆなどという事になりますね。
もちろんこれはたんぱく質や炭水化物を豊富に含んでいますので、風邪の時には良い食事です。

また風邪などで熱が出ると、体内のビタミンが大量に消費されます。
とくにビタミンCは消耗が激しいので、摂取する事で解熱の効果があります。
グレープフルーツやレモンなどのフルーツに加え、緑黄色野菜や豆類、緑茶にも多く含まれています。

更にウイルスの体内への侵入を防いでくれるのが、ビタミンAです。
普段からビタミンAを積極的に摂取して風邪の予防に繋げたいものです。
これは牛乳や卵、レバー、緑黄色野菜などに多く含まれます。

医療費も節約ができる

いかがでしたか。

病院を受診するとかかる医療費も、ちょっとした心がけ次第で節約することが可能なのです。

しかし節約のためだからと言って、体調が悪いのに病院を受診せずに我慢をするということではありません。

病院の受診を上手にすることが、医療費の無駄を減らすことに繋がるでしょう。

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